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NEC、カラーインクジェットプリンター『ピクティ』シリーズに2機種を追加――上位機はA4モノクロで毎分11枚を実現

1999年09月06日 00時00分更新

文● 編集部 堀田 ハルナ

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日本電気(株)は6日、同社のコンシューマー向けインクジェットプリンター『ピクティ』シリーズに、A4対応の新製品2機種を追加した。ラインナップは、モノクロが毎分11枚、カラーで7.5枚の印刷が可能な『ピクティ920』と、モノクロが毎分8.5枚、カラーが5枚印刷可能な『ピクティ820G』となる。

ピクティ920。給紙、排紙とも前面から行なえる
ピクティ920。給紙、排紙とも前面から行なえる



ピクティ820G。本体カラーにはグレーを採用した。これは、同社製パソコン『ValueStar NX』シリーズや『LaVie NX』シリーズとの調和を意識しただめだという
ピクティ820G。本体カラーにはグレーを採用した。これは、同社製パソコン『ValueStar NX』シリーズや『LaVie NX』シリーズとの調和を意識しただめだという



上位機ピクティ920は、従来機種『ピクティ900』(印刷速度:モノクロ毎分8枚、カラー5枚)の後継機種として、ピクティ820Gはピクティ920の下位機と位置付けられている。この新機種の発売により、ピクティ900は生産を終了する。

いずれも、印刷可能サイズはハガキからA4までとなる。また、A4以上の版を拡大し、複数のA4用紙に分割して印刷する“分割拡大印刷”機能を搭載する。これを貼りあわせることで、最大でA0サイズ相当の印刷物も作成可能。

両モデルともインターフェースはUSBとパラレルの2種類を装備しているほか、オプションで提供されるLANアダプター『PR-NP-02T2』(価格4万9800円)を装着することで、ネットワークプリンターとして使用することも可能となっている。

解像度はいずれも600×600dpiで、独自の“スーパーフォトプリント機能”により、1200×1200dpi相当の印字クオリティーを実現しているという。

対応OSは、上位機のピクティ920がWindows 98/95/3.1/NT4.0で、下位機のピクティ820GがWindows 98/95/NT4.0となる。Windows CE2.0/2.11もサポートしており、NECのWindows CEマシン『MobileGearII(MC-R700)』からの印字が可能。

本体サイズ、重量は両機種とも同等で、幅446×奥行き355×高さ185mm、約5.5kg。出荷開始はピクティ920が9月24日、ピクティ820Gが10月1日を予定している。価格はピクティ920が4万4800円、ピクティ820Gが3万6800円となる。同社では月産4万台を予定している。

NECでは、9月以降に販売する『ValueStar NX』、『LaVie NX』の両シリーズに、ピクティ920/820Gのプリンタードライバーをプレインストールして販売する方針だという。

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