モトローラ(株)は、同社の『PowerPC
マイクロプロセッサ・ファミリー』の新製品として、『MPC7400 PowerPC
マイクロプロセッサ』を発表した。
『MCP7400 PowerPC マイクロプロセッサ』は、同社で初めて0.15μmの銅配線技術で製造されるプロセッサーであり、同社のSIMD(Single
Instruction-Multiple Data)機構である“AltiVecテクノロジー”を採用することで、スーパーコンピューターに匹敵する性能をシングルチップで提供できるという。
“AltiVecテクノロジー”は、128bitベクタエンジンを中核とする技術で、クロックサイクルごとに20演算を実行できるというもの。従来のスカラアプリケーションに比べ、1.5倍から6倍の高速化を実現できるという。
『MCP7400 PowerPC マイクロプロセッサ』は現在、動作周波数によって350MHz版と400MHz版、450MHz版の3つが用意されており、近日中に500MHz版の出荷も予定している。価格はそれぞれ2万4100円、3万1600円、4万800円、5万4600円(いずれも1000個ロット時)。