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ネットマークス、米McDATA社とFibreChannel機器の販売契約を締結

1999年08月25日 00時00分更新

文● 編集部 小林伸也

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ネットワークサービスプロバイダーの(株)ネットマークスは、米McDATA社と代理店契約を結んだと発表した。ネットマークスでは、高速インターフェース『FibreChannel』対応のMcDATA社製品を核にした、SAN(ストレージ・エリア・ネットワーク)の構築サービス事業を推進していく考えだ。

McDATA社は、毎秒100MBの転送速度を持つインターフェースであるFibreChannelを使ったスイッチング装置メーカーとして知られ、製品を米IBMにもOEM供給している。

今回の契約では、ネットマークスがMcDATA社の国内代理店として同社のFibreChannel機器を販売。またFibreChannelスイッチング機器を核にして、企業向け大型ストレージ機器をネットワーク化するSAN構築事業に本格的に乗り出す。ネットマークスではSAN事業全体で年間10億円、2000年には30億円の売上を見込んでいる。

SANは、別々のサーバーに接続されているストレージ機器をネットワーク化することで、データ転送速度の向上や管理の一元化による効率アップを図るというもの。LANやWANに続いて各企業で導入が進むとみられている。

「SAN構築サービスを事業の柱にしたい」と語る長尾氏
「SAN構築サービスを事業の柱にしたい」と語る長尾氏



記者発表会では、ネットマークス社長の長尾多一郎氏が「SANは今後大きく伸びていく分野。SAN構築サービスを事業の柱にし、LANやWANと組み合わせたネットワークソリューションを提供していきたい」と今回の契約締結の狙いを語った。

「ネットマークスにはソリューションを企業に売り込む力がある」とするカード氏
「ネットマークスにはソリューションを企業に売り込む力がある」とするカード氏



またMcDATA社ワールドワイドセールスマネージャーのローレン・カード(Loren Card)氏は、日本市場でのパートナーにネットマークスを選んだ理由として「ネットマークスは企業向け事業で互いに一致している上、事業力、販売力、技術力とも優れている」と説明した。

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