イーエムシー ジャパン(株)は、UNIXとWindows NTの両方のネットワークに対応した、ネットワーク接続型エンタープライズ・ストレージ・システム『EMC
Celerra(セレラ)ファイル・サーバ』の新バージョンを日本市場向けに発売した。このシステムは同社のエンタープライズ・ストレージ・システム『EMC
Symmetrix』を最大4台接続でき、最大37TB(テラバイト)のストレージ容量をサポートする。価格は、CelerraとSymmetrix1台ずつ(ストレージ容量288GB)という構成で、8650万円。即日出荷開始される。
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『EMC Celerraファイル・サーバ』(右)と『EMC Symmetrixストレージ・システム』(左) |
イーエムシー ジャパン(株)は、UNIXとWindows NTの両方のネットワークに対応した、ネットワーク接続型エンタープライズ・ストレージ・システム『EMC
Celerraファイル・サーバ』の新バージョンを日本市場向けに発売した。このシステムは同社のエンタープライズ・ストレージ・システム『EMC
Symmetrix』を最大4台接続でき、最大37TB(テラバイト)のストレージ容量をサポートする。価格は、CelerraとSymmetrix1台ずつ(ストレージ容量288GB)という構成で、8650万円。即日出荷開始される。
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イーエムシー ジャパン、マーケティング本部プロダクトマーケティング部の井上博喜氏 |
従来のEMC Celerraでは、NFS(Network File System)とWebNFSのみに対応していたが、新バージョンからWindowsのCIFS(Common
Internet File System)にも対応した。これにより、UNIXとWindows NTが混在して利用されている企業内で、1つのEMC
Celerraによって、ファイルサービスの一元化が図れる。特に企業内で乱立しがちなWindows
NTベースのファイルサーバーの統合化が可能というメリットがあるという。
このほか、7月に発表されたEMC Symmetrixと組み合わせた場合において、最大NFS処理能力が17053Ops/sec(Operations毎秒)から49718Ops/sec(平均レスポンスタイム3.84msec)へと3倍のパフォーマンスとなっている。また、『TimeFinder/FS』ソフトウェアを利用することで、ストレージシステムから切り離しの可能な第3のミラーボリュームの作成が可能となった。
EMC Celerra内部のファイルシステムは、同社独自のUxFS(UNIX Extended File
System)を採用しており、外部のファイルシステムプロトコルは、EMC
Celerraによって変換され、UxFSによりデータが格納されるしくみ。HDDインターフェースはUltraSCSI、ネットワークインターフェースは、100BASE-TX×112ポート、ATM(OC-3)×14ポート、FDDI×28ポート、1000BASE-SX×14ポートとなっている。
なお、米イーエムシー社が10日に発表した米データジェネラル社の買収に関して、日本法人の合併などに関しては「現時点ではまだ発表できる段階ではない」とのことだった。
