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EMC、UNIXとWindows NTに対応したネットワーク接続型ストレージシステムを発売

1999年08月23日 00時00分更新

文● 編集部 佐々木千之

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イーエムシー ジャパン(株)は、UNIXとWindows NTの両方のネットワークに対応した、ネットワーク接続型エンタープライズ・ストレージ・システム『EMC Celerra(セレラ)ファイル・サーバ』の新バージョンを日本市場向けに発売した。このシステムは同社のエンタープライズ・ストレージ・システム『EMC Symmetrix』を最大4台接続でき、最大37TB(テラバイト)のストレージ容量をサポートする。価格は、CelerraとSymmetrix1台ずつ(ストレージ容量288GB)という構成で、8650万円。即日出荷開始される。

『EMC Celerraファイル・サーバ』(右)と『EMC Symmetrixストレージ・システム』(左)
『EMC Celerraファイル・サーバ』(右)と『EMC Symmetrixストレージ・システム』(左)



イーエムシー ジャパン(株)は、UNIXとWindows NTの両方のネットワークに対応した、ネットワーク接続型エンタープライズ・ストレージ・システム『EMC Celerraファイル・サーバ』の新バージョンを日本市場向けに発売した。このシステムは同社のエンタープライズ・ストレージ・システム『EMC Symmetrix』を最大4台接続でき、最大37TB(テラバイト)のストレージ容量をサポートする。価格は、CelerraとSymmetrix1台ずつ(ストレージ容量288GB)という構成で、8650万円。即日出荷開始される。

イーエムシー ジャパン、マーケティング本部プロダクトマーケティング部の井上博喜氏
イーエムシー ジャパン、マーケティング本部プロダクトマーケティング部の井上博喜氏



従来のEMC Celerraでは、NFS(Network File System)とWebNFSのみに対応していたが、新バージョンからWindowsのCIFS(Common Internet File System)にも対応した。これにより、UNIXとWindows NTが混在して利用されている企業内で、1つのEMC Celerraによって、ファイルサービスの一元化が図れる。特に企業内で乱立しがちなWindows NTベースのファイルサーバーの統合化が可能というメリットがあるという。

このほか、7月に発表されたEMC Symmetrixと組み合わせた場合において、最大NFS処理能力が17053Ops/sec(Operations毎秒)から49718Ops/sec(平均レスポンスタイム3.84msec)へと3倍のパフォーマンスとなっている。また、『TimeFinder/FS』ソフトウェアを利用することで、ストレージシステムから切り離しの可能な第3のミラーボリュームの作成が可能となった。

EMC Celerra内部のファイルシステムは、同社独自のUxFS(UNIX Extended File System)を採用しており、外部のファイルシステムプロトコルは、EMC Celerraによって変換され、UxFSによりデータが格納されるしくみ。HDDインターフェースはUltraSCSI、ネットワークインターフェースは、100BASE-TX×112ポート、ATM(OC-3)×14ポート、FDDI×28ポート、1000BASE-SX×14ポートとなっている。

なお、米イーエムシー社が10日に発表した米データジェネラル社の買収に関して、日本法人の合併などに関しては「現時点ではまだ発表できる段階ではない」とのことだった。

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