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デル、『Dimension』シリーズに省スペース筐体の“日本市場向けモデル”を追加

1999年08月23日 00時00分更新

文● 編集部 白神貴司

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デルコンピュータ(株)は23日、同社のコンシューマー向けデスクトップパソコン『Dimension』シリーズに、エントリーモデルとして『Dimension J』シリーズを追加、BTOによる受注を開始した。

Dimension Jシリーズ。従来のエントリーモデル『Dimension L』に比べ、約半分というスリムな筐体を採用
Dimension Jシリーズ。従来のエントリーモデル『Dimension L』に比べ、約半分というスリムな筐体を採用



Dimension Jシリーズは、現行のエントリーモデルである『Dimension L』シリーズに比べ、容積が約半分という省スペースタイプの筐体を採用しているのが特徴。筐体サイズは幅96.8×奥行き377×高さ317.5mmで、重量は約7.7kgとなる。この筐体は、同社が企業ユーザー向けに販売しているデスクトップパソコン『OptiPlex GX1』用の筐体である“OptiFrame S”と同サイズのもの。

Dimension JはPCIスロットを2基装備している。これは、マザーボードに垂直に取り付ける“ライザーカード”に2基のPCIスロットを搭載することで実現しており、省スペース化に寄与している。なお、BTOメニューでモデム(もしくはLAN)カード、サウンドカードのどちらかを選択した場合は1スロット、両方選択した場合は2スロットがこれらのカードで占有される。

PCIスロットを2基装備する“ライザーカード”。筐体から緑のレバーで着脱できる
PCIスロットを2基装備する“ライザーカード”。筐体から緑のレバーで着脱できる



ライザーカードを本体に装着したところ。PCIカード(モデムとサウンドカード)がマザーボードと水平に装着されている
ライザーカードを本体に装着したところ。PCIカード(モデムとサウンドカード)がマザーボードと水平に装着されている



同社によると、このモデルは当面日本市場でのみ販売するという。従来デルは、ワールドワイドで同一のモデルを販売しており、特定地域にターゲットを絞ったモデル設定は、このDimension Jが初めてとなる。

CPUにはCeleron-500/466/433/400MHzの4タイプを用意し、チップセットにはグラフィックチップが統合されたIntel810チップセットを採用。メモリーは32MBから最大512MB(SDRAM)、HDDは4.3/6.4/13.6GB(Ultra ATA/66対応)のいずれかを搭載する。CD-ROMドライブは、最大24倍速のドライブを装備し、6倍速DVD-ROMドライブを選択することも可能。プレインストールOSは、Windows 98 Second EditionかNT4.0(SP4)を選択できる。

価格は、Celeron-400MHz、メモリー64MB、HDD4.3GB、24倍速CD-ROMを搭載する構成で、9万4800円となる。この場合、プレインストールOSはWindows 98 Second Editionで、15インチCRTディスプレーが付属する。なお、いずれのモデルも、1年間はオンサイト、2、3年目は引取りによる無料修理サービスが付属する。

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