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インテル、グラフィックチップから撤退――グラフィック機能はチップセットに集約

1999年08月20日 00時00分更新

文● 編集部 佐々木千之

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インテル(株)は、単体のグラフィックスチップの製造をやめる方針であることを明らかにした。今後グラフィックスに関しては、現在の『i810』チップセットのように、プロセッサーのチップセットに統合する形でのみ供給するという。

インテルの広報室によると、同社は単体のグラフィックスチップの開発/製造について、昨年発表の『i740』および4月に発表したばかりの後継チップ『i752』で打ち切ることにした。これは、インテルのグラフィックス市場に向けての取り組みが、単体のグラフィックチップ提供から、プロセッサーのチップセットに統合して提供するという方針に変わったことを示す。

最近インテル社内で行なわれた組織変更で、グラフィックチップやプロセッサーのチップセットを開発する部隊が、組み込み用プロセッサーなどを統括する“コンピューター・エンハンスメント・グループ”から、インテルアーキテクチャー製品を統括する“インテル・アーキテクチャー・ビジネス・グループ”の元に移動したこととも関連しているという。

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