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ソフトバンク、米マイクロソフトと東電が低料金の常時接続会社を設立へ

1999年08月09日 00時00分更新

文● 編集部 小林伸也

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ソフトバンク(株)と米マイクロソフト、東京電力(株)の3社が、新通信会社を設立して低料金のインターネット常時接続サービスを開始することで基本合意した。新会社はNTTの回線を使わず、無線端末と東京電力の光ファイバー網を使って新しいネット通信網を構築することで、NTTが計画中の定額常時接続サービス(1カ月1万円程度)よりも大幅に低い料金を設定する予定だ。

新会社は資本金100億円前後、過半数をソフトバンクが出資する見通し。3社は今月中にも合弁会社を設立する方向で最終的な詰めの作業を進めている。

計画では、東京電力が所有する電柱などを利用し、電柱に無線用基地局端末を取り付け、家庭のパソコンに接続した専用無線端末と結ぶ。電柱までの幹線ネットワークには「東京電力が各発電所などの制御用に敷設している光ファイバー網を利用する方向」(東京電力広報部)という。

定額常時接続では、NTTが年内にISDN加入者向けに月額1万円程度の料金で導入を計画中だが、新会社では「インパクトのある料金にしたい。NTTの半額以下くらいにまで努力したい」(同)としている。

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