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松下が液晶ディスプレーの動画表示画質を向上させる技術を開発

1999年08月09日 00時00分更新

文● 編集部 山本誠志

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松下電器産業(株)は、液晶ディスプレーの動画表示画質を向上させる技術を開発したことを発表した。“液晶AI”と呼ばれるこの技術は、映像シーンの明るさを自動的に判別して、光源の明るさをリアルタイムに制御し、それと連動してコントラストなどの映像信号を制御するもの。明るいシーンでは最大輝度を向上させ、暗いシーンでは最小輝度を低減することによって、実質的なダイナミックレンジを約2.8倍に拡大する。

液晶ディスプレーはCRTに比べて最大輝度が低く、ダイナミックレンジが小さい。液晶AIはこれを解決してメリハリのある動画を表現するもので、専用映像処理LSI(ワンチップ)で実装できるとしている。同社では、この液晶AIを、動画表示を行なう液晶ディスプレーに幅広く搭載していくという。

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