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テクサ、最大324GBのRAID構成を構築できるディスクアレイシステムを発売

1999年07月29日 00時00分更新

文● 編集部 白神貴司

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テクサ(株)は、最大で324GBのRAID対応のストレージを構築できるディスクアレイシステム『RAID STATION SLV series』3機種を製品化、販売を開始した。

RAID STATION SLV series。筐体前面はアルミニウム合金を採用している RAID STATION SLV series。筐体前面はアルミニウム合金を採用している



RAID STATION SLV seriesは、ディスク容量の違いで3機種が用意されている。いずれもディスクドライブを9台搭載し、RAID 0/3/5をサポートする。『RST-SLV324』は、36GB×9台で324GB、『RST-SLV162』は、18GB×9台で162GB、『RST-SLV81』は9GB×9台で81GBの容量を持つディスクアレイ装置。なお、RAID 3/5構成にする場合はそれぞれディスクドライブ1台分の容量が減少する(たとえばRST-SLV324の場合、324GB→288GB)。

RAID構成にした場合、ホットスワップに対応し、システムの稼動中でもドライブの交換が可能。また、9台の内蔵ドライブのうち、1台をスペアディスクに設定することで、稼動中に障害が発生してもスペアディスクに切り替えて処理を続行できる。

RAIDコントローラーは、同社が独自に開発したハードウェアコントローラーを搭載しており、RAID構成の構築に特別なソフトウェアは必要としない。データ転送速度は最大で毎秒80MBとなる。このコントローラーはディスクドライブの監視機能も搭載しており、異常が発生するとブザー音で警告を発し、筐体前面のLCDを点灯させる。

標準で64MBのキャッシュメモリーを搭載し、最大256MBまで増設できる。電源は標準で1系統で、オプションで2重化が可能。UPS(無停電電源システム)などへの接続もサポートする。本体背面には空冷ファンを2基搭載しており、メインのファンに障害が発生したときはサブのファンに切り替えることが可能。

サポートするプラットフォームは、UNIXがSolaris 2.4以降、HP-UX 10.0以降、AIX 3.1以降、Irix 6.3以降。Windowsは、Windows 98/95/NT4.0 Server/NT 4.0 Workstation。Macintoshの場合は、MacOS 7.6以降となる。

本体サイズは3機種とも共通で、幅540×奥行き160×高さ628mmとなる。価格は最大324GBの『RST-SLV324』が398万円、162GBの『RST-SLV162』が298万円、81GBの『RST-SLV81』が198万円となる。

同社では、オプションでオンサイトによる年間保守サポートサービスも提供する。サポート料金はハードウェア構成によって異なる。

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