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プラス、SOHO向け家具事業“Garage”を発表--通常より1~3割安

1999年07月28日 00時00分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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プラス(株)は、SOHO向けのオフィス家具事業“Garage”(ガラージ)を発表した。取り扱う商品は、プラスが開発した組み立て型デスクなど、約450種類。文具店、書店、家具店などの店頭で展示、販売する。まず首都圏で9月から発売を開始し、販売網を順次全国に拡大する予定。

店頭ディスプレーのイメージ。広さは10坪程度を予定
店頭ディスプレーのイメージ。広さは10坪程度を予定



一般家具店の価格より1割~3割安で提供

取り扱う商品は、Garageオリジナルのものが中心。伊fantoni社のオフィス家具など、海外メーカーの家具や雑貨の販売も行なう。商品の中には、ユーザーが自分で組み立てるRTA(Ready to Assemble)タイプのデスクなども用意されている。Garageのスタッフによると、自分が起業すると仮定した際に、実際に使ってみたくなるような製品を揃えたという。

カラー見本や素材見本が並ぶ
カラー見本や素材見本が並ぶ



デスク、チェア、パーティション、CPUワゴン、キャビネットの合計で約7万2000円程度。デスクの形は1辺が1mの二等辺三角形で、プリント化粧合板を使用
デスク、チェア、パーティション、CPUワゴン、キャビネットの合計で約7万2000円程度。デスクの形は1辺が1mの二等辺三角形で、プリント化粧合板を使用



現在、家具市場にはSOHO向けの製品が少ないことから、「パソコンが設置できて、なおかつ省スペースのデスクを」という消費者の声が、同社に多く寄せられていたという。Garageで扱うデスクの天板は、全8種類のうち4種がパソコン設置に対応しており省スペース化を図っている。RTA仕様の家具については30分以内での組み立てが可能で、組み立てサービスも別途料金で行なうという。

Garageが扱うRTA仕様の家具の価格は、一般家具店の価格よりも1割~3割安く、同社のオンライン通販サービスASKULに比べても安い価格設定となっている。参考価格としては、デスクで1万6800円から。

店頭販売を来年5月までに全国100ヵ所に拡大

常務取締役の紙谷正之氏とGarage推進室長の佐藤喜治氏
常務取締役の紙谷正之氏とGarage推進室長の佐藤喜治氏



Garage推進室長の佐藤喜治氏は事業計画について、「2000年5月までに全国100ヵ所のショップで店頭販売を行ない、売上は9億円が目標。販売窓口はパートナーショップのみで行なう。プラスが直販を行なうより、エージェント(販売店)の営業や製品ディスプレーを通して、きめ細かいサービスととも販売する形が望ましいと考える。サイズオーダー受注やインターネット販売も、来年中旬にスタートしたい」と語った。インターネットを通じた販売も予定しているが、その場合でもショップを仲介する形で販売したいという。

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