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ヤマハ、“XGLite”フォーマットに対応した音色ファイルを“DirectMusic”を利用する開発者に無償で提供

1999年07月23日 00時00分更新

文● 編集部 佐々木千之

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ヤマハ(株)は22日、マイクロソフトのWindowsプラットフォーム用音楽ツール/APIである、“DirectMusic”を利用する開発者に向けて、自社の音色ライブラリーを無償で提供すると発表した。また、同じくDirectMusicを利用する開発者が、オリジナル音色データを作成する際に、ヤマハ製の電子楽器内蔵の音源を録音して使用することを許諾すると発表した。実際の利用にあたっては、ヤマハと契約を結ぶ必要がある。

ヤマハ事業開発本部事業家推進室技術担当部長の二間瀬剛氏
ヤマハ事業開発本部事業家推進室技術担当部長の二間瀬剛氏



DirectMusicでは、開発者が音色を追加できる“DLS(DownLoadable Sound)”という機能を持つ。今回ヤマハが提供する音色は、このDLSで利用可能な“XGLite”*フォーマットに対応した音色ライブラリーで、音源の波形データと制御用の音色パラメーターを持つ。このライブラリーには、“XG”フォーマットの300種類以上の楽器音、拍手や足音などの効果音が含まれる。このライブラリーの無償提供については、契約が必要だが、特に期限はなく今後も継続して行なう予定という。

*XGLite:ヤマハが開発した電子楽器用音色フォーマットである“XG”のマルチメディア製品向けサブセット。XGフォーマット対応の音楽を再生するために最低限必要な機能を備えるもの。

他方、オリジナル音色データ作成の際の電子楽器音源の利用許諾については、2年間の契約を結ぶ必要がある。この2年間については、無償で利用が可能。それ以降利用を継続する際には、料金を徴収する予定というが、具体的な料金体系については未定。



なお、これら2つの契約には、音色ライブラリーおよび電子楽器の音源を利用したソフトウェア製品の販売の際に、“DLS by XG”というロゴマークを製品のパッケージに表示するという条件が含まれている。

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