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ダイアモンド・マルチメディア、携帯音楽プレーヤー『Rio 500』を発表

1999年07月21日 00時00分更新

文● 報道局 鹿毛正之

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(株)ダイアモンド・マルチメディア・システムズは、携帯型のデジタルオーディオプレーヤー『Rio 500』を8月末に発売すると発表した。価格はオープンプライスで、予想実売価格は3万4800円。22日から、同社のホームページで予約受付を開始する。

“500”の刻印の右側に、USBポートが見えている。前作の『Rio 300』に比べ、本体前面のインターフェースはシンプルになった。液晶はバックライト内蔵で、表示面積も広くなっている“500”の刻印の右側に、USBポートが見えている。前作の『Rio 300』に比べ、本体前面のインターフェースはシンプルになった。液晶はバックライト内蔵で、表示面積も広くなっている



Rio 500は、同社が'98年12月に発売した『Rio 300』の後継機にあたる。MP3専用プレーヤーだったRio 300に対し、Rio 500はMP3、MPEG2.5、G.723(Audible)、ADPCMという4種類の再生フォーマットをサポートする。また、停止した場所から再生を開始するスペシャル・ブックマーク・コントロール機能を搭載し、語学の学習などにも利用できる。

パソコンとのインターフェースにはUSBを採用しており、ドッキングステーションは不要。このため、WindowsだけでなくMacintoshにも対応できるようになった。対応OSは、Windwos 95/98、Mac OS8.0以上。

内蔵メモリーは64MB。別売のフラッシュメモリーを追加することで、メモリーを最大96MBまで拡張することが可能。最大2時間の音楽ファイル、または36時間の音声ファイルを記録することができる。バッテリーは単3乾電池1本を使用し、最大12時間までの再生ができる。

ボディーカラーはメタリックシルバー、スケルトンブルー、グレープの3色をラインナップ。サイズは幅63×高さ91×厚さ19mm、重量は約78g。付属品として、イヤホン、USBケーブル、専用ケース、電池1本、ソフトウェアCD-ROM、サンプルファイルCD-ROMを同梱する。

サイズはRio 300とほぼ同一、USBのコネクターが大きく見えるほどのコンパクトさだ
サイズはRio 300とほぼ同一、USBのコネクターが大きく見えるほどのコンパクトさだ



発表会の席上、同社の代表取締役社長である遠藤久信は、米ダイヤモンド・マルチメディア・システムズが6月24日に設立した100%子会社のRioPort.comを紹介し、同社が音楽専門ケーブルチャンネルのMTVと、音楽レーベルの米Universalから出資を受けたことを明らかにした。

Rio 500を手にする遠藤久信社長
Rio 500を手にする遠藤久信社長



米RioPort社のTodd Moore(トッド・ムーア)プロダクト・デベロープメント・マネージャーは、同社のこれからの戦略について説明を行なった。同社では、Rioシリーズ用の『Rio Manager』を随時バージョンアップしており、今回のRio Manager 2.0ではMacintoshへの対応やエンコード機能の統合などを果たしたという。また、10月15日のリリースを予定している3.0では、米マイクロソフトのWindows Mediaフォーマットへの対応を予定しているとのことだ。

RioPort社の戦略について開設するTodd Moore氏
RioPort社の戦略について開設するTodd Moore氏



Rioシリーズは年内にもバージョンアップを行ない、米IBM製のマイクロドライブやコンパクトフラッシュへの対応を予定している。次のモデルでは米著作権団体のSDMIが提唱するフォーマットを採用する予定で、その際にはRio 500の有料バージョンアップサービスも提供されるという。

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