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インクトゥミ ジャパン、インターネット対応のネットワークキャッシュプラットフォームを発売

1999年07月21日 00時00分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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インクトゥミ ジャパン(株)は、インターネット対応のネットワークキャッシュプラットフォーム『Inktomi Traffic Server 3.0』を発売した。UNIX版、FreeBSD版、Windows NT版があり、価格はそれぞれ520万円から。

Inktomi Traffic Serverは、インターネットサービスプロバイダーや通信事業者、大手企業向けの製品。インクトゥミが開発したキャッシュ技術により、エンドユーザーから頻繁にアクセスがあるURLの情報を、ネットワーク上のエンドユーザーに近いサーバーに格納して配信するというもの。これにより、利用帯域幅を最小限に抑えることが可能で、トラフィック量も削減できる。エンドユーザーにとっても、情報の検索、入手にかかる時間を短縮できるという。

インクトゥミ ジャパンは、米インクトゥミ社が'99年4月に設立した日本法人。Inktomi Traffic Server 3.0は、日本市場で本格的に営業活動を行なう第1弾製品となる。Inktomi Traffic Serverは、すでに日本電信電話(株)に導入されているが、今回新たに第二電電(株)がInktomi Traffic Server 3.0を採用すると発表した。

米インクトゥミ社代表取締役社長兼CEOのDavid Peterschmidt(デビッド・ピーターシュミット)氏は、「Traffic Serverはインターネットのアクセスを高速化するネットワークキャッシュソリューション。Traffic Serverのコアテクノロジーにより、幅広い付加価値のあるモジュールをネットワーク上で構築することが可能」としている。

米インクトゥミ社代表取締役社長兼CEOのDavid Peterschmidt(デビッド・ピーターシュミット)氏
米インクトゥミ社代表取締役社長兼CEOのDavid Peterschmidt(デビッド・ピーターシュミット)氏



また、インクトゥミ ジャパン(株)代表取締役社長の武蔵州一氏は、「ターゲットユーザーは通信事業者(キャリア)やインターネットサービスプロバイダー。サポートについては、第1次サポートを販売パートナー、第2次サポートをインクトゥミが受け持つ」と語った。

インクトゥミ ジャパン(株)代表取締役社長の武蔵州一氏
インクトゥミ ジャパン(株)代表取締役社長の武蔵州一氏

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