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ファイヤー・ポンド・ジャパン、インターネットビジネスを行なえる営業支援ソフトを発表

1999年07月19日 00時00分更新

文● 編集部 綿貫晃

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ファイヤー・ポンド・ジャパン(株)は15日、企業がインターネットビジネスを行なうために必要なソフトウェアをパッケージ化した『FirePond Application Suite』を発表した。これは、同社が販売していた営業支援ソフト『Signature Plus(シグネチャープラス)』をインターネット分野に拡張したもの。出荷は英語版が10月で、日本語版が12月を予定している。

FirePond Application Suiteは、顧客の情報を、販売、マーケティング、EC(電子商取引)などの企業全般の業務プロセスにリアルタイムに反映することができるソフト。ウェブのコンテンツやサービスを作成することが可能で、作成したウェブや営業マンを通して収集したユーザーの要求内容から購入動機を分析し、販売までの手順を作成できる。販売予測やキャンペーン企画書の作成、マーケティング情報のデータベース化など、営業活動に関わる業務のほとんどを支援できる。

このソフトを導入することにより、企業は付加価値の高い顧客情報を入手し、その情報を利用して、より効率的に顧客志向の販売戦略を立てられるという。

同製品は、『FirePond Web』、『FirePond Sales』、『FirePond Sales Manager』、『FirePond Process Server』、『FirePond Enterprise Workbench』の5つのソフトから構成されている。

・FirePond Webは、インターネット上での販売プロセスを提供するソフト。顧客に合わせたコンテンツやサービスを作成できる。

・FirePond Salesは、対話型の販売を行なうためのソフト。営業マンの顧客対応の質を向上させることが可能。

・FirePond Sales Managerは、顧客との交渉中に発生するさまざまな情報を営業管理システムに送るソフト。リアルタイムに顧客からの情報を収集し、管理できる。

・FirePond Process Serverは、ユーザーを販売やマーケティング、企業全体のビジネスプロセスに結びつけるソフト。すべての販売チャネルや事業部内へ顧客情報を提供できる。

・FirePond Enterprise Workbenchは、データーやコンテンツ、プロセスなどを管理・開発するソフト。営業支援ソフトやウエブアプリケーションの開発、セキュリティー管理などが行なえる。

対応OSはWindows 95/98/NTおよびSolarisで、対応データベースはMicrosoft SQL ServerとOracle8。価格は4000万円から。

米ファイヤー・ポンド社のCEOである(クラウス・ベジエ)氏
米ファイヤー・ポンド社のCEOである(クラウス・ベジエ)氏



米ファイヤー・ポンド社のCEOである(クラウス・ベジエ)氏は、「インターネットビジネスを成功させるためには、顧客とのインタラクションを通して得た情報を、詳細に把握する必要があるが、FirePond Application Suiteを導入することによってこれを実現する。まず、産業機械メーカーや自動社メーカー、電子機器メーカーを中心に販売していく。販売やマーケティングのシステムは、90日以内に導入することが可能であり、すぐに新しいビジネスを始められるだろう」と述べた。

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