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ヴァイタル・インフォメーションとグラバス、ISDN通信のセキュリティー装置を発売

1999年07月16日 00時00分更新

文● 編集部 白神貴司

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ヴァイタル・インフォメーション(株)と(株)グラバスの両社は、独Biodata社が開発したISDN対応の暗号化通信装置『Babylon Standard』の販売を、24日に開始する。

『Babylon Standard』
『Babylon Standard』



Babylon Standardは、ISDN回線で結ばれたネットワーク間のデータおよび音声を暗号化し、通信のセキュリティーを確保する装置。暗号化アルゴリズムには、Triple DES(112bit)を採用している。Babylon Standard同士が1対1で通信を行なうため、2台以上での導入が基本となる。通信を開始する前にBabylon Standard同士で暗号鍵の交換を自動的に行なう。

ターゲットとするのはISDN回線を用いてLAN間接続や事業間接続を行なっている企業ユーザーで、ISDN回線に接続するDSUと、パソコンやG4ファクス、電話などを接続するTAの間にこの装置を設置する。特別なソフトウェアを導入する必要はない。

たとえば企業の2事業所を結ぶ場合、それぞれに設置したBabylon Standardへのアクセス認証を相互に設定すれば、TAに接続されたアナログ機器およびBabylon Standardに直接接続されたデジタル機器の通信が暗号化される。Babylon Standardは入力ポートを3基装備しており、このうち1基はデイジーチェーンに対応している。

Babylon Standardの設定は、Windowsに標準搭載されているハイパーターミナルのほか、telnetでの設定も可能となっている。本体前面にはRS-232Cポートを装備しており、添付される専用の接続ケーブルでパソコンと接続して設定を行なう。

本体サイズは幅210×奥行き300×高さ75mmで、重量は約1.5kg。価格はオープンプライスで、様相実売価格は35万円程度という。

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