マイクロソフト(株)は、小規模オフィス向け統合ビジネスサーバー『Microsoft
BackOffice Small Business Server Version 4.5』日本語版(以下BackOffice SBS 4.5)を9月10日に発売する。これは、統合サーバーアプリケーションプラットフォーム、『Microsoft
BackOffice』ファミリー製品のひとつとなる。
『Microsoft BackOffice Small Business Server Version 4.5』日本語版 |
BackOffice SBS 4.5は、サーバーOSの『Microsoft Windows NT Server 4.0』を基盤としている。パッケージングされているソフトウェアは、Webサーバー『Microsoft
Internet Information Server 4.0』、データベース管理システム『Microsoft SQL
Server 7.0』、電子メール・グループウェア『Microsoft Exchange Server 5.5』、インターネット接続サーバー『Microsoft
Proxy Server 2.0』、Webサイト構築ツール『Microsoft FrontPage 98』、情報管理ツール『Microsoft
Outlook 2000』など、すべて同社製品で構成されている。このほかにも、クライアントのパソコンからFAXの送受信を行なう“FAXサービス”や“モデム共有サービス”、“リモートアクセスサービス”などを搭載している。
管理ツールやウィザードを利用した自動ナビゲーション機能を備えており、管理手順を大幅に自動化することが可能。そのため、専任のシステム管理者を置くことなく、システムの管理や運用が行なえるという。
新バージョンでは接続可能なクライアント数が25台から50台、データベース容量が1データベース当たり1GBから10GBへと拡張された。また、『Microsoft
Office 2000』日本語版をクライアントとして組み合わせることにより、インターネットやイントラネットに対応したシステム環境を構築・運用することができるという。
価格はオープンプライスで、推定小売価格は、1サーバー5クライアント版が28万8000円。追加クライアントは20クライアント版が20万円。アップグレード版は17万8700円となっている。アップグレード対象製品は、Microsoft
Windows NT Server、Novell NetWare、Novell IntranetWare、IBM AIX、Sun Solarisなど約30製品。また、5クライアント版に『Microsoft
Office 2000 Professional』日本語版を同梱したパッケージも49万8000円で用意されている。
同社では、前バージョンの『Microsoft BackOffice Small Business Server Version
4.0』を購入し、登録を行なったユーザーを対象に、無償でSBS4.5を提供する“テクノロジー
ギャランティ キャンペーン”を実施する予定。