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米TIとQDesign、携帯型デジタルオーディオプレーヤーの開発で提携

1999年07月15日 00時00分更新

文● 岩沢徳子

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米テキサス・インスツルメンツ(TI)とQDesignは13日(現地時間)、携帯型音楽プレーヤーの分野において技術提携を行なうと発表した。両社では、従来比で5倍のストレージ能力を持つデジタルオーディオを開発するという。

Qdesignは、高音質とデータサイズの小ささを両立するコーデック技術である“Qdesign Music File”の研究に注力する。同社はQDesign Music Codecというコーデック技術をすでに開発しており、これは米アップルのQuickTime 4にも採用されている。

また米TIは、同社が得意とするDSP(デジタル・シグナル・プロセッサー)の技術を活かし、低消費電力型DSPの『TMS320C5000』を使用したQDesign Music File対応の携帯型プレーヤーを開発する。このプレーヤーでは、従来よりバッテリーの持続時間を50%以上長くなるという。

Qdesignでは、MP3ファイルをQdesign Music Fileに変換するアプリケーションの開発も行なう。これにより、ユーザーはDSPを内蔵した携帯型プレーヤーを利用して、従来よりも長時間の演奏を楽しむことができるようになるという。

米TIでDSPポータブルオーディオビジネス部長を務めるGary Johnson氏は、ユーザーに高質でより長い時間音再生を提供できれば、と意欲を語っている。

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