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富士通デバイス、μITRON4.0仕様準拠のリアルタイムOSとライブラリーを発表

1999年07月14日 00時00分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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富士通デバイス(株)は、リアルタイムOS『pCROS(power saving Compact Real-time OS)』と、組み込みシステム用ネットワークライブラリー『eTCP/IP』を発表した。

『pCROS(power saving Compact Real-time OS)』は、小規模組み込みシステム向けカーネル仕様であるμITRON4.0仕様に準拠し、主に民生機器、車載機器などの制御に使用される。富士通(株)の16bitマイクロコントローラー『FFMC-16』シリーズのサブセット製品で、タスク数10個の場合、カーネルROMサイズが1.5KB、カーネルRAMサイズが80Bという。また、『FFMC-16』の省電力機能をサポートする。7月発売で、価格は99万8000円。

『eTCP/IP』は、ITRON TCP/IP API仕様に準拠。省メモリでの実装、高い互換性などが必要とされる組み込みシステム用のライブラリーで、インターネットプロトコルが必要な携帯電話や金融端末などの制御向け。富士通の16bitマイクロコントローラー『F2MC-16』シリーズに対応し、今後は対応CPU/MPU拡大していくという。ソケットI/Fをサポートする。8月発売で、価格は149万8000円。

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