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凸版印刷、インターネットを利用した“ネットワーク共同編集システム”を発表

1999年07月12日 00時00分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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凸版印刷(株)は、インターネットを利用した“ネットワーク共同編集システム(コンカレント・エディティング・システム)”を開発したと発表した。これは、書籍や定期刊行物の編集制作工程に関わる情報や原稿の交換を全てホームページ上で行ない、編集作業を効率化するというもの。ネットワーク化による遠隔地の担当者との連携の簡易化、編集作業のスピードアップ、DTPシステムとの連携などが特徴。

“ネットワーク共同編集システム”専用のウェブサーバーとデータベースサーバーは、凸版印刷内に設置。編集関係者にはホームページにアクセスするための専用IDを、プロジェクトごとに割り当てられる。

入稿用のレイアウトはHTMLデータで制作し、PDFデータ化して共有サイトで公開する。また、サイト内に原稿・画像送信専用の入稿用ページを設定、送信した原稿はCGI*データとしてデータベースサーバーに蓄積しする。また、入稿した原稿はPDF化し、校正用のホームページで、完全な印刷用データとなるまで校正の作業を繰り返す。また編集作業に関わる情報として、台割、スケジュール、作業ワークフロー、見積もりなどのページといったメニューも用意する。

*Common Gateway Interface:ウェブサーバーのシステムにおいてHTMLから外部プログラムを起動させ、その実行結果をクライアント側で表示させるデータ形式

対応OSなどのシステム構成および価格は、応相談となっている(参考価格は非公表)。初年度の売上目標は5億円で、当初の営業は関東地区を対象とし、順次拡大するという。第1弾は、凸版印刷の社内報“CONVEX”。

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