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日本テレビが有料動画配信を開始 まずは、“ウッチャンナンチャンのウリナリ!!”から

1999年07月08日 00時00分更新

文● 千葉英寿

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5日、日本テレビ放送網(株)(日本テレビ)は、同社のウェブサイト“日本テレビインターネットホームページ”において16日21時より有料の動画配信を実験的に開始すると発表した。
 
公開を予定している内容は、毎週金曜日19時58分から日本テレビ系列局で放送中の人気バラエティー番組“ウッチャンナンチャンのウリナリ!!”において、放送時間の都合でカットされてしまったシーンや番組の裏側、さらに番組でも人気の“ランキングキャラクター”のオリジナルコントやコンサート映像など、通常のテレビ放送では見ることのできない未公開映像となる。さらにこれらの映像を順次更新し、加えていくこととなる。

配信される動画を見るには、料金500円(税抜き)を支払う。1度料金を支払えば、有効期間の1ヵ月間(もしくは30日間)、何回も見ることができ、期間内に更新される動画コンテンツも見ることができる。動画の再生には、“Real Player G2”を使用する。また、料金の課金方法はプリペイドカードシステムとISP(インターネットサービスプロバイダー)による課金システムの2通りを用意している。利用者は2つの課金システムの中から都合のいいものを選び、利用できる。

プリペイドカード方式は、コンビニエンスストアなどで、販売されているプリペイドカードを購入し、そのカードの裏に書かれているスクラッチ番号を入力することでインターネット上で電子決済を行なうシステムだ。当初は、2000円と5000円の2種類のカードがある“Web money”を取り扱う。また、ISPの課金システムを利用する方法は、利用者が契約しているISPからサービスを受けるもので、利用料金はISPの利用料金とともに請求される。サービスが予定されているISPは、当初は、Nifty ServeとSo-netの2社となっている。

同社では、「他局にさきがけ今回実験的に始まった有料動画配信ですが、新しいコンテンツの開発にも今後引き続き挑戦していく予定です」としている。

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