米Advanced Software社は、加コーレル社の『WordPerfect Office 2000』が同社の特許権を侵害しているとして、6月16日(現地時間)にコーレルを米ワシントン州地方裁判所に提訴していたことを明らかにした。
今回の提訴は、コーレルがドイツ向けに発売を予定していた『WordPerfect
Reed Elsevier CompareRite』が、Advanced Softwareの特許権を侵害しているとしてのもの。同ソフトは、コーレルが米国系企業の独Reed
Elsevier社と行なっている合弁事業の一環として開発したものだった。
『WordPerfect』は元々Advanced Softwareの従業員が開発したワープロソフトで、同社では'89年版と'98年新版の特許権が保証されていると主張している。その理由として、オリジナル版と修正版のスプリットスクリーン・フォーマットの文書が類似していることが挙げられるという。