エイリアス・ウェーブフロント(株)は、3Dアニメーション作成ソフト『Maya
Complete 2』と『Maya Unlimited 2』の発売を記念して、一般ユーザーを対象にしたイベント“Maya
Night”を開催した。両ソフトのデモンストレーションやソフトの体験コーナー、抽選会などのプログラムが用意され、会場となった原宿クエストホールには、デザイナーや学生など800人を超えるユーザーが集った。
![]() | Maya 2の販促用デモCG“Jester's Quest”の主人公、Jester(ジェスター)くんもお出迎え。ちなみにCGのJesterはおやじ顔 |
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最初に、米エイリアス・ウェーブフロント社 パン パシフィック
フィールド オペレーション担当のトム ラウクス(Tom Laux)氏と、今月1日に日本法人の代表取締役社長に就任したばかりの小野友一氏がステージに立った。これまでは、ラウクス氏が上記の役職と日本法人の代表取締役を兼任していたが、代表取締役社長を単独で任命することで、今後一層の日本国内でのビジネス拡大を目指すという。ラウクス氏は「4年半前、エイリアス社とウェーブフロント社の日本法人は合わせて10人程度。今や社員数が30を超える規模にまで成長しました。小野は私の友人です。今後はクレームは彼に言ってね(笑)」と、小野氏にバトンタッチした。小野氏はやや緊張した面持ちで、今後ともよろしくお願いしますと、短く挨拶した。
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米エイリアス・ウェーブフロント社のトム ラウクス氏 |
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日本法人の代表取締役社長に就任した小野友一氏 |
続いて、Maya 2の新機能が紹介された。デモンストレーションを見て、都内の専門学校でMayaのインストラクターをしている田島清美さんは、「マルチリスター*とハイパーグラフ**を統合したハイパーシェード
ウィンドー機能がよい」ところを評価しているという。
来場したほかのユーザーに聞いたところ、オブジェクトのシェーダー、テクスチャー、ジオメトリといった構成を一覧表示し、かつシェーダーやライトなど特殊効果のコントロールが1つのウィンドーで行なえるハイパーシェードウィンドー機能や、ハイパーシェードウィンドーからマテリアルをドラッグ&ドロップするだけで、ほぼニア・リアルタイムでレンダリングが行えるIPR(Interactive
Photorealistic Rendering)機能を評価する声が高かった。
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都内の専門学校でMayaのインストラクターをする田島清美さん(左)と、同じく企業営業と就職を担当する職員の野村紫織さん(右) |
*マルチリスター:シェーダーやライトなど特殊効果をコントロールするためのウィンドー
**ハイパーグラフ:オブジェクトのシェーダー、テクスチャー、ジオメトリといった構成を一覧できるウィンドー
せまい会場に800人が押しかけ、一時はプレゼンテーターから「将棋倒しが起きるのでは」と冗談が飛びだすほどだったが、大盛況のうちに“MayaNight”は無事に終了した。
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イベントの記念抽選会で、1等アメリカ西海岸の往復航空券が当たったのは彼。(株)日立製作所の社員さんだとか |
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抽選会ではエイリアス・ウェーブフロントのロゴ入りかばんが当たった中西春美さん。彼女はCGデザイナーの同僚の皆さんと参加したという。デザイナーが多かったせいか、会場ではファッショナブルな方が目立った |
