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三井物産、顧客情報管理ソフトウェア『Vantive Enterprise』の新バージョンを発表

1999年07月01日 00時00分更新

文● 編集部 佐々木千之

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三井物産(株)は、同社が国内総販売代理店を勤める、米Vantive社のCRM(カスタマーリレーションシップマネージメント)ソフトウェア『Vantive Enterprise』の新製品、『Vantive8』を発表し、国内13社の販売代理店に対して出荷を開始した。

三井物産(株)ソリューション事業部三井Vantiveセンター、ゼネラルマネージャーの山添俊之氏
三井物産(株)ソリューション事業部三井Vantiveセンター、ゼネラルマネージャーの山添俊之氏



Vantive Enterpriseは、“セールスマーケティング”、“顧客サポート”、“フィールドサービス”、“品質管理”、“社内ヘルプデスク”の5つの業務に対応したアプリケーションを統合して提供するCRMソフトウェアで、日本のCRM市場において100社以上の納入実績と、51パーセントのシェアを持つ('98年)という。三井物産では、'99年度はさらに、Vantive8の投入で100社の新規ユーザーの獲得を目指すとしている。製品は、三井物産から直接販売はされず、すべてパートナー企業ないし販売代理店からCTIのトータルシステムなどとして提供される仕組み。

新バージョンのVantive8では、セールスプロセスの統合管理機能とマーケティング対象の管理機能の追加、フィールドエンジニアの業務支援機能を強化するとともに、ウェブを使って販売チャネルと顧客情報を共有したり、顧客がウェブを通じて製品や商品のサポートを受けることができるウェブアプリケーションが新たに加わった。また、24日に(株)ジャストシステムとCRMソフトウェア分野で提携したことを受け、Vantive8において、ジャストシステムの概念類似情報検索システム『ConceptBase Search 1000』の機能を使い、顧客情報を自然文をキーワードにして検索可能にした。

三井物産では、Vantive8の発表を機に、製品のトレーニングコースの拡充およびVantive公認エンジニア制度を開始するとしている。

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