日本電気(株)は29日、マイクロソフト(株)の最新ビジネススイートパッケージ『Microsoft
Office 2000』をインストールしたモデルなど、コンシューマー向け、企業向けパソコンそれぞれの新ラインナップを発表した。
『ValueStar NX』シリーズと『LaVie NX』シリーズ
コンシューマー向けデスクトップパソコンの『ValueStar NX』シリーズは、5月に発表されたラインナップからの変更はない。ハードウェア面で変更が加えられたのは、“ボックスレスモデル”のみだ。
このモデルは'98年10月に登場した、液晶ディスプレー一体型の省スペースモデル。5月のラインナップのリニューアル時には、このモデルのモデルチェンジはなかった。今回は、CPUをPentium
II-266MHzからCeleron-433MHzに、HDDが4.3GBから6.4GBにスペックアップされた。おもな仕様を以下に示す。
機種名 |
VF48H/8F |
筐体タイプ |
液晶一体型(ボックスレス) |
CPU |
Celeron-433MHz |
チップセット |
インテル810チップセット |
メモリー(最大) |
64MB(SDRAM、最大256MB) |
HDD |
6.4GB(Ultra ATA対応) |
ビデオ |
オンボード(VRAM10MB) |
CD-ROMドライブ |
最大24倍速 |
PCカードスロット |
TypeII×2 |
ディスプレー |
15インチTFT液晶ディスプレー(XGA:1024×768ドット、1677万色表示) |
インターフェース |
USB×4、シリアル、パラレル各1、PS/2×2 |
サイズ |
幅366×奥行き192×高さ375mm |
重量 |
約5.3kg |
OS |
Windows 98 |
また、本シリーズには、“Word・Excelモデル”と“一太郎・Lotus1-2-3モデル”が提供されるが、このうちのWord・Excelモデルは、マイクロソフトの最新ビジネススイートパッケージ『Office 2000 Personal Edition』がバンドルされる。価格は各モデルともオープンプライス。
コンシューマー向けノートパソコン『LaVie NX』シリーズには、各モデルのCPUをアップした。この結果、最上位モデルはモバイルPentium
II-400MHz、エントリーモデルはモバイルCeleron-333MHz搭載となった。また、B5ノートはスペック面での変更はない。こちらも、ValueStar
NXシリーズと同様に、Word・ExcelモデルにはOffice 2000 Personal Editionがバンドルされる。価格はいずれもオープンプライス。各モデルのおもな仕様は以下の通り。
機種名 |
LW400D |
LW36H/73 |
CPU |
モバイルPentium II-400MHz |
モバイルCeleron-366MHz |
メモリー(最大) | 64MB(256MB) |
← |
HDD |
10GB(Ultra ATA対応) |
6.4GB(Ultra ATA対応) |
ビデオ |
米NeoMagic社製NM2160 |
← |
CD-ROMドライブ |
最大24倍速 |
← |
PCカードスロット |
Type II×2(Type III×1として使用可能) | ← |
インターフェース |
USB×1、PS/2×2、パラレル×1、シリアル×1、アナログRGB×1、赤外線通通信ポート(IrDA1.1準拠)×1 |
← |
ディスプレー |
14.1インチTFT液晶カラーディスプレー |
13.3インチTFT液晶カラーディスプレー |
キーボード |
キーピッチ19mm、キーストローク3mm |
← |
モデム |
V.90/K56flex対応FAXモデム内蔵 |
← |
サイズ |
幅305×奥行き250×高さ41mm |
幅299×奥行き247×高さ39mm |
重量 |
約3.2kg |
約2.9kg |
OS |
Windows 98 |
← |
機種名 |
LW33H |
LB30C |
CPU |
モバイルCeleron-333MHz |
モバイルMMX Pentium-300MHz |
メモリー(最大) | 64MB(256MB) |
← |
HDD |
6.4GB(Ultra ATA対応) |
← |
ビデオ |
米NeoMagic社製NM2160 |
米Trident社製Cyber9388 |
CD-ROMドライブ | 最大24倍速 |
外付け最大24倍速ドライブ標準添付 |
PCカードスロット | Type II×2(Type III×1として使用可能) | Type IIラ1 |
インターフェース | USB×1、PS/2×2、パラレル×1、シリアル×1、アナログRGB×1、赤外線通通信ポート(IrDA1.1準拠)×1 | USB×1、 |
ディスプレー |
14.1インチTFT液晶カラーディスプレー |
12.1インチTFT液晶カラーディスプレー |
キーボード |
キーピッチ19mm、キーストローク3mm |
キーピッチ19mm(一部15mmキー使用)、キーストローク2.5mm |
モデム |
V.90/K56flex対応FAXモデム内蔵 |
V.90/K56flex対応FAXモデムカード標準添付 |
サイズ |
幅299×奥行き247×高さ39mm | 幅268×奥行き220×高さ25mm |
重量 |
約2.8kg |
約1.7kg |
OS |
Windows 98 |
← |
『Mate NX』シリーズと『VersaPro NX』シリーズ
このシリーズでハードウェアに変更があったのはValueStar NXシリーズと同様、“ボックスレスモデル”のみ。このモデルは、これまでの2モデルから1モデルに集約された。CPUはPentium
II-233/266MHzからCeleron-433MHzに、HDDが4.3GBから6.4GBに変更された。おもな仕様を以下に示す。
機種名 |
MA43H |
筐体タイプ |
液晶一体型(ボックスレス) |
CPU |
Celeron-433MHz |
チップセット |
インテル810チップセット |
メモリー(最大) |
64MB(SDRAM、最大256MB) |
HDD |
6.4GB(Ultra ATA対応) |
ビデオ |
オンボード(VRAM10MB) |
CD-ROMドライブ |
最大24倍速 |
PCカードスロット |
TypeII×2 |
ディスプレー |
15インチTFT液晶ディスプレー(XGA:1024×768ドット、1677万色表示) |
インターフェース | USB×4、シリアル、パラレル各1、PS/2×2 |
サイズ |
幅366×奥行き192×高さ375mm |
重量 |
約5.3kg |
OS |
Windows 98 |
また、Mate NXシリーズはBTOを採用しているが、このメニューに、Office 2000 Personal Editionが追加された。各モデルとも、このほかの仕様変更はない。
一方、企業向けノートパソコンVersaPro NXシリーズには、ハードウェアの仕様変更はない。5月に発表したラインナップを継続販売する。各モデルのBTOメニューにMate NXシリーズと同様に、Office 2000 Personal Editionが追加された。