(有)メディアサービスは、CD-ROMの複製用コントローラー『CDコピーコントローラー
CD-99』を発売した。同製品はパソコンを使わずにCD-ROMメディアの内容をCD-Rメディアに複写するもの。製品は、機能を選択するボタンが1つに、機能を表示する表示パネルが1つのシンプルなボックス型。本体のインターフェースはSCSIで、D-subハーフピッチ50ピンを1個搭載する。
SCSIインターフェースを持つパソコンにCD-ROM/Rドライブを接続するようにCD-99本体にSCSI対応のCD-ROMドライブとCD-Rドライブを接続して使用する。
搭載する機能は、コピー機能のほか、複製したメディアを比較する“ベリファイ機能”、書きこみ速度を強制的に設定する“強制書き込み速度機能”など。また、パソコンに接続されたCD-ROM/Rドライブに接続し、直にコントロールする“PC接続機能”も搭載している(その際、パソコンからはドライブを制御できなくなる)。
同製品は、アップデート可能なBIOSを搭載する。機能選択ボタンで“アップデート機能”を選択し、CD-ROMドライブにアップデート用のデータの入ったCD-ROMメディアをセットすると自動的にBIOSがアップデートされる仕組み。同社では、対応するCD-ROM/Rドライブの追加にあわせ、BIOS書き換え用のデータをウェブサイトで公開する予定。なお、現在の対応ドライブは記事末の表を参照。
価格はオープンプライス(2万5000円~3万円)。
・対応CD-ROMドライブ(読み込み用) | プレクスター(株) PX-32TS、(株)ティアックシステムクリエイト 532S |
・対応CD-Rドライブ(書き込み用) | 三洋電機(株) CD-R800S、松下電器産業(株) 7502B、プレクスター PX-R820TI、ティアックシステムクリエイト CD-R55S/CD-R58S、ヤマハ(株) CDR-400T |
対応ドライブ(動作確認ドライブ)