このページの本文へ

東芝、リモコン付属“Libretto”、斬新なデザインの液晶ディスプレー一体型デスクトップ“DynaTop”など、DynaBook10周年記念モデルを発表

1999年06月28日 00時00分更新

文● 編集部 佐々木千之

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

(株)東芝は、アプリケーションの操作が可能なリモコンや、本体から取り外して使用できるカメラを搭載した『Libretto ff 1100』、斬新なデザインの液晶ディスプレー一体型デスクトップパソコン『DynaTop 6000』など、DynaBook10周年記念モデルとして、8機種16モデルを発表した。

Libretto ff

『Libretto ff 1100CT』
『Libretto ff 1100CT』



『Libretto ff 1050CS』
『Libretto ff 1050CS』



“Libretto”は、『Libretto ff 1100CT』と『Libretto ff 1050CS』の2機種が発表された。このうち、上記機種となるLibretto ff 1100CTは、CMOSカメラ“SCOOPY”を内蔵するほか、パソコンを閉じた状態でもこのカメラを操作して画像を撮影したり、音楽プレーヤーソフトをコントロールしたりできるリモコン“i.Shuttle”が付属している。筐体は丸みを帯びたデザインで、ボディーはパールシルバー、“リブポイント”はオレンジ、キーボードはスケルトンというカラーリング。PCカードスロットのほか、USBコネクター、ミニRGBコネクター、スマートメディアスロットを備える。

SCOOPYは、4分の1インチの35万画素CMOSカメラで、本体のヒンジ部分に内蔵されているが、取り外して使用することも可能(本体とはケーブルで接続)。i.Shuttleは、漢字9文字または英数18文字が表示可能な液晶ディスプレーとヘッドホン端子を備えており、カメラのシャッター操作や、音楽プレーヤーソフトの再生/早送り/巻き戻しなどの操作が行なえる。SCOOPY、i.Shuttleに対応するアプリケーションとしては、映像の録画/再生、音楽プレーヤー、音声メモなどの機能を持つ『LIVE MEDIA』、顔を認識して別のソフトウェアを起動したりできる『Smartface』が付属している。

『Libretto ff 1100CT』、『Libretto ff 1050CS』の主な仕様は以下のとおり。

機種名 Libretto ff 1100CT Libretto ff 1050CS
CPU MMX Pentium-266MHz MMX Pentium-233MHz
メモリー 64MB EDO(最大128MB) 32MB EDO(最大96MB)
ディスプレー 7.1インチ800×480ドットTFT液晶(1600万色表示) 6インチ640×480ドットSTN液晶(1600万色)
グラフィックチップ NeoMagic MagicGraph128XD(PCI接続、2MBRAM)
HDD 3.2GB(UltraATA/33)
カメラ 4分の1インチCMOS35万画素 なし
モデム K56flex、V.90対応56Kbpsモデム なし
インターフェース PCカードスロット(TypeII、CardBus対応)、USB、ミニRGBコネクター、マイク入力、リモコン接続コネクター、カメラ接続コネクター、赤外線ポート(IrDA1.1)
スマートメディアスロット 1 なし
バッテリー駆動時間 約2~3時間(標準バッテリー)、約3.3~5時間(大容量バッテリー) 約2.5~3.5時間(標準バッテリー)、約4~5.8時間(大容量バッテリー)
サイズ 幅221×奥行き132×高さ32mm
重さ 約980g(バッテリー込み) 約900g(バッテリー込み)
OS Windows 98
価格 オープンプライス
予想店頭価格 20万円前後 13万円前後
発売日 7月17日


DynaTop

『DynaTop 6000』
『DynaTop 6000』



“DynaTop”は、“画面が大きく見やすい”、“キーボードが大きく打ちやすい”というデスクトップパソコンの利点と、“設置面積が小さい”、“配線が簡単”、“持ち運びが楽”、“低消費電力”というノートパソコンの利点の、両方を生かしたという新ジャンルの“スリムPC”。企業向けの『DynaTop 2000』と個人向けの『DynaTop 6000』の2機種が用意されるが外見は同じ。メタリックホワイトシルバーとダークメタリックグレーを基調とし、アクセントとしてスパークリングオレンジのラインがはいっている。本体背面には、持ち運びのための取っ手が用意されている。CD-ROM/DVD-ROMドライブを内蔵するが、FDDについてはUSBを経由した外付けとなる。

本体からは、USB(キーボード)、ACケーブル、LAN(またはモデム)ケーブルのみを接続する形で、シンプルな配線を実現したという(マウスはキーボードに接続する)。キーボードの裏側には、余ったケーブルを収納することができる、ケーブルケースが用意されている。CPUの負荷に応じてファンの回転数を制御し、最大回転時(毎分4000回転)でも、31dB(正面)の静音設計となっている(編集部注:図書館内の騒音レベルは40dB程度)。

『DynaTop 6000』、『DynaTop 2000』の主な仕様は以下のとおり。

機種名 DynaTop 6000
CPU Celeron-433MHz
メモリー 64MB SDRAM(最大192MB)
ディスプレー 15インチ1024×768ドットTFT液晶(1600万色表示)
グラフィックチップ ATI RAGE128VR(AGP接続、8MB)
HDD 8.1GB(UltraATA/33)
DVD-ROMドライブ 最大2.4倍速(DVD-ROM)
モデム K56flex、V.90対応56Kbpsモデム
インターフェース PCカードスロット(TypeII、CardBus対応)×2、USBコネクター×2、赤外線ポート(IrDA1.1)
サイズ 幅350×奥行き212×高さ389mm
重さ 約5.8kg
そのほか USB FDD付属
OS Windows 98
価格 オープンプライス
予想店頭価格 37万円前後
発売日 7月9日


 

機種名 DynaTop 2000(PVD435T8/同T5/同TN) DynaTop 2000(PVD434T8/同T5/同TN)
CPU Celeron-433MHz
メモリー 64MB SDRAM(最大192MB)
ディスプレー 15インチ1024×768ドットTFT液晶(1600万色表示) 14.1インチ1024×768ドットTFT液晶(1600万色表示)
グラフィックチップ ATI RAGE128VR(AGP接続、8MB)
HDD 6.4GB(UltraATA/33) 4.3GB(UltraATA/33)
CD-ROMドライブ 最大24倍速(CD-ROM)
LAN 100BASE-TX/10BASE-T
インターフェース PCカードスロット(TypeII、CardBus対応)×2、USBコネクター×2、赤外線ポート(IrDA1.1)
サイズ 幅350×奥行き212×高さ389mm
重さ 約5.8kg


 

機種名 DynaTop 2000(PVD435T8) DynaTop 2000(PVD435T5) DynaTop 2000(PVD435TN)
OS Windows 98 Windows 95 Windows NT Workstation 4.0
価格 41万8000円 41万8000円 43万8000円
発売日 7月1日


 

機種名 DynaTop 2000(PVD434T8) DynaTop 2000(PVD434T5 DynaTop 2000(PVD434TN)
OS Windows 98 Windows 95 Windows NT Workstation 4.0
価格 37万8000円 37万8000円 39万8000円
発売日 7月1日


DynaBook SS 3380

『DynaBook SS 3380』
『DynaBook SS 3380』



DynaBook SSシリーズでは、現行のB5サイズスリムノートパソコン『DynaBook SS 3300』のCPUとディスプレーを強化した後継機種『DynaBook SS 3380』を発表した。 SS 3300のMobile Pentium II-266PEMHz、11.3インチ800×600ドットTFT液晶ディスプレー搭載に対して、SS 3380ではMobile Pentium II-400MHz、11.3インチ1024×768ドット低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレーを搭載している。HDDも6.4GBから8.1GBに強化されるほか、新たにWindows NT Workstationプレインストールモデルがラインアップされる。

DynaBook SS 3380の主な仕様は以下のとおり。

機種名 DynaBook SS 3380CT DynaBook SS 3380CTW DynaBook SS 3380CTN
CPU Mobile Pentium II-400MHz
メモリー 64MB SDRAM(最大128MB)
ディスプレー 11.3インチ1024×768ドット低温ポリシリコンTFT液晶(1600万色表示)
グラフィックチップ NeoMagic MagicMedia 256AV(PCI接続、2.5MB RAM)
HDD 8.1GB(UltraATA/33)
モデム K56flex、V.90対応56Kbpsモデム
LAN なし 100BASE-TX/10BASE-T(PCカードが付属)
インターフェース PCカードスロット(TypeII、CardBus対応)×2、USBコネクター、赤外線ポート(IrDA1.1)、FDD接続コネクター、I/Oポート接続コネクター
バッテリー駆動時間 約1.7時間(標準バッテリー)、約8.5時間(大容量バッテリー)
サイズ 幅262×奥行き214×高さ26mm
重さ 約1.34kg(バッテリー含む)
OS Windows 98 Windows 95 Windows NT Wrokstation 4.0
価格 オープンプライス
予想店頭価格 35万円前後 35万円前後 38万円前後
発売日 7月17日


DynaBook

『DynaBook 2550X』
『DynaBook 2550X』



家庭/個人向けA4サイズオールインワンノートパソコンでは、TFT液晶ディスプレー搭載の『DynaBook 2550』3モデルと、DSTN液晶ディスプレー搭載の『DynaBook 2540』1モデル、計4モデルが発表された。ボディーカラーはシルバーメタリックカラーに統一され、“Fn”キーとファンクションキーとの組み合わせにより、CDの再生や頭出し、インターネット接続などの操作が可能、バスレフ方式の高音質ステレオスピーカーを装備する。

同梱されるアプリケーションとしては、プロバイダーへのオンラインサインアップをサポートする『簡単インターネット』、ウェブページの英語を日本語に翻訳する『The翻訳インターネット』、メールソフト『PostPet 2.0』、『Internet Explorer 5.0』などのインターネットソフトのほか、画像編集ソフト、路線検索ソフト、音声認識/合成ソフトなどが付属する。DVD-ROMドライブ搭載の『DynaBook 2550X DVDTA』には、DVD版の『Microsoft Encarta総合大百科』、DVD映画ソフト『シティ・オブ・エンジェル』、『リーサル・ウェポン4』が添付される。

DynaBook 2550、DynaBook 2540の主な仕様は以下のとおり。

機種名 DynaBook 2550X DVDTA DynaBook 2550X CDTA DynaBook 2550S CDTA
CPU モバイルIntel Celeron-366MHz
メモリー 64MB SDRAM(最大192MB)
ディスプレー 14.1インチ1024×768ドットTFT液晶(6万色表示) 13.3インチ1024×768ドットTFT液晶(6万色表示)
グラフィックチップ Trident Cyber9525DVD(PCI接続、2.5MB RAM)
HDD 8.1GB(UltraATA/33)
CD-ROM/
DVD-ROMドライブ
最大2.4倍速(DVD-ROM) 最大24倍速(CD-ROM)
モデム K56flex、V.90対応56Kbpsモデム
インターフェース PCカードスロット(TypeII、CardBus対応)×2、USB、シリアル、パラレル、PS/2、赤外線ポート(IrDA1.1)、外部ディスプレー出力
バッテリー駆動時間 約3時間
サイズ 幅309×奥行き259×高さ44mm
重さ 約3.2kg 約3.1kg
OS Windows 98
価格 オープンプライス
予想店頭価格 34万円前後 31万円前後 29万円前後
発売日 7月9日


 

機種名 DynaBook 2540 CDSA
CPU モバイルAMD-K6-2-333MHz
メモリー 64MB EDO(最大192MB)
ディスプレー 13インチ800×600ドットDSTN液晶(1600万色表示)
グラフィックチップ S3 ViRGE MX 86C260(PCI接続、2MB RAM)
HDD 4.3GB(UltraATA/33)
CD-ROM 最大24倍速(CD-ROM)
モデム K56flex、V.90対応56Kbpsモデム
インターフェース PCカードスロット(TypeII、CardBus対応)×2、USB、シリアル、パラレル、PS/2、赤外線ポート(IrDA1.1)、外部ディスプレー出力
バッテリー駆動時間 約2.75時間
サイズ 幅309×奥行き259×高さ43mm
重さ 約3.1kg 
OS Windows 98
価格 オープンプライス
予想店頭価格 20万円前後
発売日 7月9日

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン