そのほか、新バイオにはまだ紹介できなかったたくさんの機能がある。新バイオは、同社のデスクトップパソコン『バイオコンポ』をモバイル化して、AVの楽しみ方を広げたノートパソコンだと言えよう。ただし、ハイエンドノート『800シリーズ』の上位に位置付けらているため、普通のノートと比べれば価格も少し高く設定されている。
最後に、モーバイルプロダクツ3部4課統括課長の溝口氏は「今回発売された新バイオノートは、技術者のやりたいことを、やりたい放題にやらせたぜいたくなノートパソコンです」と笑いながら語って、インタビューを締めてくれた。
凝り固まった発想からは、新しいものは生まれない。自由な発想がなければ、面白いものはできない。そして、それを具現化するためには、やはりそれなりのパワーが必要なのだろう。今回のインタビューでは、新バイオの開発にかかわるたくさんの人たちの話のなかから、そんなソニーの開発風土を垣間見ることができた。
新バイオの企画・開発をした皆さん。 |
インタビュー出席者
ソニー インフォメーションテクノロジーカンパニー
モーバイルプロダクツ3部4課 統括課長 溝口幹氏
3部3課 課長 橋本克博氏
3部3課 統括係長 大熊康雄氏
3部4課 尾崎雄三氏
3部4課 五味渕 治氏
設計2課 山口祥弘氏
事業戦略部 企画1課 岡本まり子氏
事業戦略部 企画2課 森 珠子氏