米サンは16日(現地時間)、米サンフランシスコで開催中のJavaOneの会場にて、Palm
OS向けのJavaが開発中であることを発表した。Palm OS版Javaの開発は、米3Comと共同で行なわれる。
Palm OS向けのJavaは“Java2 Micro Edition”と呼ばれるもので、PDAなどの小型端末向けに特化した、Java
2の縮小バージョンとなる。サンによると、Java2 Micro Editionは、セットトップボックスやテレビ電話など、各種の情報端末に実装することが可能だという。
Java2 Micro Editionの開発はすでにベータ版の段階にあり、JavaOneの発表においては、Javaで書かれたゲームをPalm
V上でプレーするというデモが披露された。
また、Java2 Micro Editionの開発と並行し、K Virtual Machine (KVM)のPDA対応版となるMicro
Editionが、サンと3Comの共同で開発されることも明らかにされている。
JavaOneの会場では、ベータ版のJava2 Micro Editionを組み込んだPalm Vが、来場者を対象に1万台販売される。