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日立、ペン入力タイプのハンドヘルドPC『PERSONA』を発表

1999年06月09日 00時00分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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(株)日立製作所は、タブレット型でA5サイズのハンドヘルドPC『PERSONA(ペルソナ) HPW-600JTM』を発表した。OSには『Windows CE Handheld PC Professional Edition 3.0』、CPUには同社製のSH-4(周波数は非公表)を採用している。また、cdamaOneインターフェースを搭載している。外装はクリアシルバー色で、UV抗菌コーティングが施されている。7月5日出荷開始で、価格は14万8000円。同社の営業および、特約店を通して販売され、店頭販売は一切行なわないという。

『PERSONA HPW-600JTM』。同社としては久しぶりとなるタブレットタイプのハンドヘルドPC。本体を支えるスタンドや携帯用のストラップなどアクセサリーも順次発売予定
『PERSONA HPW-600JTM』。同社としては久しぶりとなるタブレットタイプのハンドヘルドPC。本体を支えるスタンドや携帯用のストラップなどアクセサリーも順次発売予定



『PERSONA HPW-600JTM』の特徴は、ディスプレーにタッチスクリーン式の7.5インチVGAカラーSTN液晶(256色/6万5536色、640×480ドット)を採用していること。入力用の専用ペンを1本付属する。また、マイクロソフト(株)のワープロソフト『Pocket Word』などのビジネスソフト*を数多くバンドルする。

*今回搭載されたビジネスアプリケーションは『Pocket Word』、『Pocket Excel』『Pocket Access』、『Pocket PowerPoint』『Ink Writer』。そのほか、『Internet Explorer』、『Pocket Outlook』を搭載する。

基本スペックは、5月に発売されたキーボードタイプの『同 HPW-600JCM』と同等。データ入出力には、デジタル回線やPHSのインターフェースであるPDC(9.6Kbps)/PHS(32Kbps*)、cdmaOne(14.4Kbps)接続用のインターフェースを搭載。携帯電話などの接続には、別売りのケーブルが必要となる。また、USBポートも1基装備している。

バッテリーの駆動時間は最大9時間、ただし、データ通信時は約4時間となる。

*ケーブルを利用したPIAFSのデータ通信は最高32Kbpsまで。64KbpsはPCカードスロットのみ通信が可能

メモリーは32MBで、増設は不可。インターフェースはUSB×1、赤外線ポート(IrDA準拠)×1、PCカードスロット(Type II)×1、コンパクトフラッシュスロット(Type I)×1。56Kbpsモデム(V.90/K56flex準拠)を内蔵する。サイズは、幅219.8×奥行き160×高さ30mm、重さ840g(バッテリー含む)。バッテリーは専用リチウムイオンで、バッテリー充電時間は電源OFF時が最大で約3時間(ON時で約5時間)。

同社は今年2月にハンドヘルドPCに関するSI連絡会議を発足させており、今後、金融・証券・流通などの業務アプリケーションをパッケージ化していくという。

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