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ジャストシステム、自動的に句読点を挿入する音声入力対応ワープロ『Voice一太郎9[10万本記念版]』を発売

1999年06月09日 00時00分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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(株)ジャストシステムは、音声入力対応ワープロソフト『Voice一太郎9[10万本記念版]』を7月8日に発売する。同製品は、'98年11月発売の『Voice一太郎9』のバージョンアップ版で、音声対応日本語変換システム『VoiceATOK2』や音声対応電子メールソフト『Shuriken2.1V』に新機能を追加したもの。『Voice一太郎9』の出荷本数が10万本を超えたことを記念し、発売するという。Windows 95/98/NT4.0対応で、価格は2万8000円。



製品構成は以下の通り。
・音声入力対応ワープロソフト『Voice一太郎9』
・日本語変換システム『ATOK12』
・音声対応日本語入力システム『VoiceATOK2』
・音声認識ソフト『ViaVoice98 J-Edition』
・音声対応電子メールソフト『Shuriken2.1V』
・ネットワーク対応スケジュールソフト『Sasuke』
・コミュニケーションツール『LOOPiT』
・ヘッドセット型マイクロフォン

VoiceATOK2は、声で文章を入力する際に、「てん(、)」、「まる(。)」を発声しなくても、ソフトが自動的に句読点を適切な位置に挿入してくれる“句読点自動挿入”機能を搭載する。これは、発声時の間合いの長さで文章の区切りを判別し、句読点を自動挿入するというもの。間合いの長さは個人差があるため、自動挿入時の間合いの長さを前もって設定することが可能。また、単語によっては、すぐ後に句読点が入る可能性が高いものがあるので、それらについてはソフト側の判断で句読点を自動挿入するという。特定の単語の後には句読点を入れるといったカスタマイズ設定も可能。

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音声入力画面


※画像をクリックすると実サイズの画像を参照できます。

“句読点自動挿入”の設定画面。間の長さや単語解析方法などを設定できる
“句読点自動挿入”の設定画面。間の長さや単語解析方法などを設定できる



“数字入力モード”も強化し、「ひゃくろくじゅうよんまんにせん(1642000)」「いちにきゅうはちぜろぜろぜろ(1298000)」「よんじゅうにてんいちきゅうご(42.195)」といった、さまざまな数字の読み方に対応する。

そのほか、既存の音声データを再生し、その音声から文字入力を行なう“音声データファイル入力”機能を追加。ジョイスティックやゲームパッドにも対応し、画面上のカーソル移動や文字の再変換をジョイスティックでも行なえるようになった。

Shuriken2.1Vは、メール読み上げ機能を強化し、メールの見出し、差出人、送信日時を読み上げてから、本文を読み上げるようになった。未読メールを着信順に巡回して読み上げる機能も搭載する。また、本文内の引用文は通常読み上げる声と別の声を割り付けて読み上げることで、判別できるようにしたという。音声データの送受信も可能になった。声を録音した音声データをメールに添付して送信でき、音声データが添付されたメールを受信した場合は、画面上の“音声データ再生ボタン”をクリックするだけで再生できる。

クリックすると拡大されます
『Shuriken2.1V』画面


※画像をクリックすると実サイズの画像を参照できます。

なお同社は7月から、製品購入者を対象に“10万本ありがとうキャンペーン”を実施する。これは、同社のホームページでアンケートに答えると、抽選で100名にオリンパス光学工業のICレコーダー『Voice-Trek』が当たるというもの。

記事中に掲載している画面は、現在開発中のもので、製品版では変更される場合があります

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