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デル、810チップセットを採用したデスクトップ『Dimension L』シリーズを製品化----出荷は8月の予定

1999年06月07日 00時00分更新

文● 編集部 白神貴司

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デルコンピュータ(株)は、インテルの最新チップセット810チップセットを採用したデスクトップパソコンの新シリーズ『Dimension L』シリーズを製品化、8日に受注を開始することを明らかにした。同シリーズは、同社のコンシューマー向けデスクトップパソコンのエントリーシリーズとして、従来の『Dimension V』シリーズにリプレースするもの。同社では通常、発表と同時に受注、出荷を行なうが、本シリーズは生産が遅れており、出荷は8月にずれ込むという。

『Dimension L』
『Dimension L』



Dimension Lシリーズは、プロセッサーはCeleronシリーズのみのラインナップとなり、400MHz版、433MHz版、466MHz版を搭載する3モデルで構成される。同シリーズはマザーボードにMicroATXタイプを採用し、グラフィックスアクセラレーター(インテル製)やサウンドチップ(米Creative Labs社製)、LANインターフェース(インテル製)をすべてオンボードで搭載する。なお、サウンド、LANについては、PCIスロット対応のサウンドカード、LANカードを選択することも可能。

筐体は、Dimension Vシリーズに比べて体積が約50パーセント小さいマイクロタワー筐体を採用している。デザインも変更されており、サイドカバーとフロントカバーがボタンを押すだけで開閉可能になっている。

本シリーズでは、CD-ROMドライブのほか、最大6倍速のDVD-ROMドライブが選択可能になっている。なお、Vシリーズで提供されていたハードウェアによるDVDデコーダは提供されず、ソフトウェアデコーダのみのサポートとなる。

スピーカーは、従来の米Harman Kardon社製『HK195』に加えて、米米Altec Lancing社社製のサブウーファー付きスピーカー『ACS340』が選択できるようになった。

選択可能なOSはWindows 98/NT4.0(SP4)日本語版となる。Dimension Lシリーズのおもなスペックは、以下の通り。



製品名


Dimension Lシリーズ


筐体タイプ


マイクロタワー


CPU


Celeron-400/433/466MHz


チップセット


インテル810チップセット


メモリー(最大)


64MB SDRAM(512MB)


HDD


4.3/6.4/13.6GB(Ultra ATA/66対応)


ビデオ


インテル製3Dグラフィックスアクセラレーター(AGP:VRAM4MB)オンボード


サウンド


米Creative Labs社製PCIサウンドチップ オンボード/SoundBlaster LIVE!/SoundBlaster PCI 64ボイスカード


CD-ROMドライブ


最大40倍速ドライブ/最大6倍速DVD-ROMドライブ


拡張スロット


PCI×4


NIC


100BASE-TX/10BASE-T自動認識ポート(オンボード)/米スリーコム社製3C905C TXM


モデム


米スリーコム社製V.90/K56flex対応モデムカード


スピーカー


米Harman Kardon社製HK195/米Altec Lansing社製ACS340


サイズ


幅168×奥行き340×高さ390


重量


約9.9kg


サポートOS


Windows 98/NT4.0(SP3/SP4)


価格はBTO方式を採用しているためシステムごとに異なるが、Celeron-400MHzを搭載し、メモリー64MB(SDRAM)、HDD4.3GB(Ultra ATA/66対応)、最大40倍速CD-ROMドライブを搭載し、Windows 98プレインストールという構成に、15インチTFT液晶ディスプレーが付属するモデルで、21万8800円となる。

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