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ノキア、広帯域CDMAの第3世代標準規格のサポートを表明

1999年06月04日 00時00分更新

文● 編集部 白神貴司

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ノキア・モービル・コミュニケーション(株)によると、フィンランドのノキア社は、広帯域CDMAの第3世代標準規格をサポートすると表明した。CDMAには現在、W-CDMA(日本、欧州、韓国が中心に推進)とcdma 2000(米国中心)という2つの異なる規格が存在する。

4月にサービスの全国展開を開始した日本移動通信(株)(IDO)と第二電電(株)(DDI)の“cdmaOne”は、cdma 2000に準じている。一方、NTT移動通信網(NTTドコモ)が2001年の実用化を目指して実験を行ない、J-PHONEグループがサポートを表明している“W-CDMA”は、W-CDMAに準じており、両規格には現在のところ、互換性はない。

つまり、国際的には日本・欧州・韓国vs米国、国内キャリアではNTTドコモ・J-PHONEvsIDO・DDIという図式になっている。この2つの規格に互換性を持たせ、次世代CDMA規格として統合化を図るのが第3世代標準規格だ。今月北京で開催されるITU(国際電気通信連合)の会議で、その仕様の提言が予定されている。これらの規格は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって開発される。ノキアではこの3GPPに積極的に関わっていくとしている。

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