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東芝、ノートパソコン『DynaBook』シリーズに6機種28モデルを追加

1999年06月03日 00時00分更新

文● 編集部 原武士

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(株)東芝は、コンシューマー向けノートパソコン『DynaBook』2機種と、企業向けノートパソコン『DynaBook Satellite』4機種を発表した。同社では、今年からコンシューマー向け製品を『DynaBookシリーズ』とDynaBookを強調し、企業向け製品を『DynaBook Satelliteシリーズ』とSatelliteを強調することで、ブランド分けした商品展開を実施している。また、これらの製品は従来機と同様、焼却時に有毒ガスの発生しないハロゲン/アンチモンフリー材を採用したプリント基板を使用し、環境問題への積極的取り組みもアピールしている。

コンシューマー向け『DynaBook』シリーズ

コンシューマー向けにはA4サイズの『DynaBook 2540』と、B5サイズ薄型の『DynaBookSS 3330』が用意されている。

両製品ともType IIのPCカードスロットを2基と、USBポートを1個備えている。また、V.90/K56flex対応の56Kbpsモデムを内蔵している。

DynaBook 2540は、CPUにK6-2-333MHzを搭載し、HDDはバスマスタIDE/Ultra DMAに対応する4.3GB、メモリーはEDOで64MBを標準で搭載する(最大192MB)。液晶ディスプレーはFLサイドライト付きの12.1インチTFTを搭載。グラフィックスアクセラレーターには米S3社のViRGE/MX 88C260(2MB)を採用し、解像度は1024×768ドットで256色の表示が可能。本体のサイズは幅309×奥行き209×高さ39.9mm(最高部43mm)、重さは約3.1kg。バッテリーによる駆動時間は約2.75時間。価格はオープンプライス(推定25~26万円)。12日に発売する。

DynaBook 2540
DynaBook 2540



DynaBookSS 3330は、同3020シリーズの上位機種に当たる。CPUにモバイルCeleron-333MHzを搭載、メモリーはSDRAMで64MBを標準で搭載する(最大128MB)。グラフィックスアクセラレーターには米NeoMagic社のMagic Media 256AV(2.5MB)を採用している。液晶ディスプレーはFLサイドライト付きの11.3インチTFT、解像度は800×600ドットで1677万色表示が可能。HDDはバスマスタIDE/Ultra DMAに対応する4.3GB。標準のバッテリーで2時間駆動する。サイズは幅262×奥行214×高さ19.8mm(最高部26mm)、重さは1.34kg。搭載するOS(Windows 95/98/NT 4.0)により3モデルあり、価格はオープンプライス(推定24~25万円、NTモデルは2万円増)。12日に発売する。

 

DynaBook 2540


DynaBookSS 3330


CPU


モバイルK6-2/333MHz


モバイルCeleron-333MHz


メモりー(標準/最大)


64MB/192MB(EDO)


64MB/128MB(SDRAM)


液晶ディスプレー


13.3インチFLサイドライト付きTFT


11.3インチFLサイドライト付きTFT


解像度


1024×768ドット:256色


800×600ドット:1677万色


ハードディスク


4.3GB(バスマスタIDE)


4.3GB(バスマスタIDE)


CD-ROMドライブ


最大24倍速、ATAPI接続




OS


Windows 98


Windows 95/98/NT 4.0


サイズ(幅×奥行き×高さ)


309ラ259ラ39.9mm


262ラ214ラ19.8mm


重さ


3.1kg


1.34kg


駆動時間


約2.75時間


約2時間


企業向けノートパソコン『DynaBook Satelliteシリーズ』

企業向けノートパソコンには『DynaBook Sattellite 2550X/2550S/2560/2540』の4機種がラインナップされている。全モデルとも搭載するOS(Windows 95/98/NT 4.0)と、プレインストールされるアプリケーション(Word 98、Excel 97など)の有無で6モデルあり、合計で4機種24モデルが用意されている。2540を除く全モデルとも標準で10/100BASE-TXのLANインターフェースを内蔵している。モデルによる価格は、OSにWindows 95/98を選択し、アプリケーションをプレインストールしないモデルの価格を基準に、Windows NTを選択した場合に2万円増し、アプリケーションをプレインストールした場合に2万円増しとなる。

Satellite 2550Xと同 2550Sは、液晶ディスプレーのサイズが違うだけで、その他の仕様は同じモデル。2550XはFLサイドライト付きの14.1インチTFTを、2550SはFLサイドライト付きの13.3インチTFTを採用している。CPUはモバイルCeleron-366MHzを採用し、HDDはバスマスタIDE/Ultra DMAに対応する4.3GB、メモリーはSDRAMで64MBを標準で搭載する(最大192MB)。グラフィックスアクセラレーターには米Trident Microsystems社のCyber9525DVD(2.5MB)を搭載する。解像度は1024×768ドットで6万5536色の表示が可能。本体のサイズは幅309×奥行き259×高さ40.9mm、重さは約3.2kg。バッテリーによる駆動時間は約3.0時間。価格は、Windows 98を選択し、アプリケーション無しモデルの場合、2550Xが37万8000円、2550sが33万8000円。本日、販売を開始した。

Satellite 2060は、CPUにK6-2-366MHzを採用し、HDDはバスマスタIDE/Ultra DMAに対応する4.3GB、メモリーはSDRAMで64MBを標準で搭載する(最大192MB)。グラフィックスアクセラレーターには米S3社のViRGE/MX 88C260(2MB)を搭載する。液晶ディスプレーは、FLサイドライト付きの12.1インチTFTを搭載し、解像度は800×600ドットで1677万色の表示が可能。本体のサイズは幅309×奥行き259×高さ39.9mm(最高部43mm)、重さは約3.0kg。バッテリーによる駆動時間は約1.5時間。価格は、OSにWindows 98を選択し、アプリケーションをプレインストールしないモデルの場合で30万8000円。

Satellite 2540は、コンシューマー向けのDynaBook 2540と同等の仕様だが、液晶ディスプレーに13.0インチDSTNを搭載している点が異なる。価格は、OSにWindows 98を選択し、アプリケーションをプレインストールしないモデルの場合で23万8000円。アプリケーションをプレインストールしないモデルは本日発売で、プレインストールするモデルは8日に発売する。

写真は2550X
写真は2550X



 

Satellite 2550X


Satellite 2550S


Satellite 2060


Satellite 2540


CPU


モバイルCeleron-366MHz




モバイルK6-2/366MHz


モバイルK6-2/333MHz


メモりー(標準/最大)


64MB/192MB(SDRAM)






64MB/192MB(EDO)


液晶ディスプレー


14.1インチFLサイドライト付きTFT


13.3インチFLサイドライト付きTFT


12.1インチFLサイドライト付きTFT


13.0インチFLサイドライト付きDSTN


解像度


1024×768ドット:6万5536色




800×600ドット:1677万色




ハードディスク


4.3GB(バスマスタIDE)








CD-ROMドライブ


最大24倍速、ATAPI接続






サイズ(幅×奥行き×高さ)


309ラ259ラ40.9mm


309ラ259ラ39.9mm


309ラ259ラ43mm




重さ


3.2kg


3.1kg


3.0kg


3.1kg


駆動時間


約3時間




約1.5時間


約2.75時間

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