(株)東芝は、コンシューマー向けノートパソコン『DynaBook』2機種と、企業向けノートパソコン『DynaBook
Satellite』4機種を発表した。同社では、今年からコンシューマー向け製品を『DynaBookシリーズ』とDynaBookを強調し、企業向け製品を『DynaBook
Satelliteシリーズ』とSatelliteを強調することで、ブランド分けした商品展開を実施している。また、これらの製品は従来機と同様、焼却時に有毒ガスの発生しないハロゲン/アンチモンフリー材を採用したプリント基板を使用し、環境問題への積極的取り組みもアピールしている。
コンシューマー向け『DynaBook』シリーズ
コンシューマー向けにはA4サイズの『DynaBook 2540』と、B5サイズ薄型の『DynaBookSS
3330』が用意されている。両製品ともType IIのPCカードスロットを2基と、USBポートを1個備えている。また、V.90/K56flex対応の56Kbpsモデムを内蔵している。
DynaBook 2540は、CPUにK6-2-333MHzを搭載し、HDDはバスマスタIDE/Ultra DMAに対応する4.3GB、メモリーはEDOで64MBを標準で搭載する(最大192MB)。液晶ディスプレーはFLサイドライト付きの12.1インチTFTを搭載。グラフィックスアクセラレーターには米S3社のViRGE/MX 88C260(2MB)を採用し、解像度は1024×768ドットで256色の表示が可能。本体のサイズは幅309×奥行き209×高さ39.9mm(最高部43mm)、重さは約3.1kg。バッテリーによる駆動時間は約2.75時間。価格はオープンプライス(推定25~26万円)。12日に発売する。
DynaBook 2540 |
DynaBookSS 3330は、同3020シリーズの上位機種に当たる。CPUにモバイルCeleron-333MHzを搭載、メモリーはSDRAMで64MBを標準で搭載する(最大128MB)。グラフィックスアクセラレーターには米NeoMagic社のMagic
Media 256AV(2.5MB)を採用している。液晶ディスプレーはFLサイドライト付きの11.3インチTFT、解像度は800×600ドットで1677万色表示が可能。HDDはバスマスタIDE/Ultra
DMAに対応する4.3GB。標準のバッテリーで2時間駆動する。サイズは幅262×奥行214×高さ19.8mm(最高部26mm)、重さは1.34kg。搭載するOS(Windows
95/98/NT 4.0)により3モデルあり、価格はオープンプライス(推定24~25万円、NTモデルは2万円増)。12日に発売する。
DynaBook 2540 |
DynaBookSS 3330 |
|
CPU |
モバイルK6-2/333MHz |
モバイルCeleron-333MHz |
メモりー(標準/最大) |
64MB/192MB(EDO) |
64MB/128MB(SDRAM) |
液晶ディスプレー |
13.3インチFLサイドライト付きTFT |
11.3インチFLサイドライト付きTFT |
解像度 |
1024×768ドット:256色 |
800×600ドット:1677万色 |
ハードディスク |
4.3GB(バスマスタIDE) |
4.3GB(バスマスタIDE) |
CD-ROMドライブ |
最大24倍速、ATAPI接続 |
← |
OS |
Windows 98 |
Windows 95/98/NT 4.0 |
サイズ(幅×奥行き×高さ) |
309ラ259ラ39.9mm |
262ラ214ラ19.8mm |
重さ |
3.1kg |
1.34kg |
駆動時間 |
約2.75時間 |
約2時間 |
企業向けノートパソコン『DynaBook Satelliteシリーズ』
企業向けノートパソコンには『DynaBook Sattellite 2550X/2550S/2560/2540』の4機種がラインナップされている。全モデルとも搭載するOS(Windows
95/98/NT 4.0)と、プレインストールされるアプリケーション(Word 98、Excel
97など)の有無で6モデルあり、合計で4機種24モデルが用意されている。2540を除く全モデルとも標準で10/100BASE-TXのLANインターフェースを内蔵している。モデルによる価格は、OSにWindows
95/98を選択し、アプリケーションをプレインストールしないモデルの価格を基準に、Windows
NTを選択した場合に2万円増し、アプリケーションをプレインストールした場合に2万円増しとなる。Satellite 2550Xと同 2550Sは、液晶ディスプレーのサイズが違うだけで、その他の仕様は同じモデル。2550XはFLサイドライト付きの14.1インチTFTを、2550SはFLサイドライト付きの13.3インチTFTを採用している。CPUはモバイルCeleron-366MHzを採用し、HDDはバスマスタIDE/Ultra DMAに対応する4.3GB、メモリーはSDRAMで64MBを標準で搭載する(最大192MB)。グラフィックスアクセラレーターには米Trident Microsystems社のCyber9525DVD(2.5MB)を搭載する。解像度は1024×768ドットで6万5536色の表示が可能。本体のサイズは幅309×奥行き259×高さ40.9mm、重さは約3.2kg。バッテリーによる駆動時間は約3.0時間。価格は、Windows 98を選択し、アプリケーション無しモデルの場合、2550Xが37万8000円、2550sが33万8000円。本日、販売を開始した。
Satellite 2060は、CPUにK6-2-366MHzを採用し、HDDはバスマスタIDE/Ultra DMAに対応する4.3GB、メモリーはSDRAMで64MBを標準で搭載する(最大192MB)。グラフィックスアクセラレーターには米S3社のViRGE/MX 88C260(2MB)を搭載する。液晶ディスプレーは、FLサイドライト付きの12.1インチTFTを搭載し、解像度は800×600ドットで1677万色の表示が可能。本体のサイズは幅309×奥行き259×高さ39.9mm(最高部43mm)、重さは約3.0kg。バッテリーによる駆動時間は約1.5時間。価格は、OSにWindows 98を選択し、アプリケーションをプレインストールしないモデルの場合で30万8000円。
Satellite 2540は、コンシューマー向けのDynaBook 2540と同等の仕様だが、液晶ディスプレーに13.0インチDSTNを搭載している点が異なる。価格は、OSにWindows 98を選択し、アプリケーションをプレインストールしないモデルの場合で23万8000円。アプリケーションをプレインストールしないモデルは本日発売で、プレインストールするモデルは8日に発売する。
写真は2550X |
Satellite 2550X |
Satellite 2550S |
Satellite 2060 |
Satellite 2540 |
|
CPU |
モバイルCeleron-366MHz |
← |
モバイルK6-2/366MHz |
モバイルK6-2/333MHz |
メモりー(標準/最大) |
64MB/192MB(SDRAM) |
← |
← |
64MB/192MB(EDO) |
液晶ディスプレー |
14.1インチFLサイドライト付きTFT |
13.3インチFLサイドライト付きTFT |
12.1インチFLサイドライト付きTFT |
13.0インチFLサイドライト付きDSTN |
解像度 |
1024×768ドット:6万5536色 |
← |
800×600ドット:1677万色 |
← |
ハードディスク |
4.3GB(バスマスタIDE) |
← |
← |
← |
CD-ROMドライブ |
最大24倍速、ATAPI接続 |
← |
← | ← |
サイズ(幅×奥行き×高さ) |
309ラ259ラ40.9mm |
309ラ259ラ39.9mm |
309ラ259ラ43mm |
← |
重さ |
3.2kg |
3.1kg |
3.0kg |
3.1kg |
駆動時間 |
約3時間 |
← |
約1.5時間 |
約2.75時間 |