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P&C、J-Streamと提携しビジネス向けにインターネット放送インフラを販売

1999年06月03日 00時00分更新

文● 編集部 綿貫晃

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J-Streamは、インターネット放送のインフラサービスを提供する会社。主にRealAudio/RealVideoのコンテンツを、ユーザーにインターネット上で配信している。配信サーバーを世界主要国と日本全国に持ち、数万人に同時配信する技術を持っている。現在、野球中継や予備校の中継、コンサートの中継などを実際に行なっている。

P&Cは、ビジネスユース向けに、J-Streamのサービスを販売していく。ターゲットにする分野としては、セミナー、リクルート、展示会、教育関係などを考えているという。具体的なサービスとしては、イベントや発表会の中継放送サービスやオンデマンド放送のほか、コンサルティングも行なうという。コンサルティングは、イベントの企画運営からインターネット放送のノウハウ、アクセスログの解析サービスまで多岐に渡って行なわれるという。また、企業セミナーや会社案内のコンテンツを、パッケージ商品として制作することも考えているという。

料金は、20kbpsのコンテンツを1000人に中継する場合、ビデオカメラ以外のすべてを含めて100万円程度で行なうことができるという。通常、同様の発信をすべて自社のみで行なうと2000万円近くかかるとしており、J-Streamを使うことで、低価格のインターネット放送が可能になるという。

P&Cの黒沼社長
P&Cの黒沼社長



P&Cの黒沼社長は、「今までのインターネット放送は、質が悪く、ビジネスにすることが難しかった。やっとインターネットのインフラが整ってきたため、インターネット放送サービスの営業活動を本格化させる。これから、オリジナルの安いパッケージ商品も各企業に提案していきたい」と述べた。

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