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日本IBM、個人向けデスクトップパソコン“Aptiva E-Series”に夏モデルを投入

1999年06月03日 00時00分更新

文● 編集部 佐々木千之

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日本アイ・ビー・エム(株)は、家庭向けデスクトップパソコン“Aptiva E-Series”に、Pentium IIIおよびAMD K6-2を搭載した4機種を新たに投入した。発売されるシステムではディスプレーとセットになっており、組み合わせるディスプレーによって全部で9モデルがある。価格はオープンプライスだが、IBM PC Direct価格は12万6000円から31万100円で、6月3日から順次発売予定。

Aptiva E-Seriesはパソコン本体とディスプレーのセット販売となっている。パソコン本体では、縦横自由に設置できる小型筐体でCPUにAMD K6-2を採用した、新サイズデスクトップ機、および、CPUにPentium IIIを採用したマイクロタワー機の2タイプがある。

新デスクトップ

新デスクトップモデルは、液晶ディスプレーと組み合わせるときには縦置き、CRTディスプレーと組み合わせるときには横置き、といった自由な置き方が可能。小型のボディーながらメモリースロット×1、PCIスロット(ハーフサイズ)×2の空きスロットを持ち、拡張性も確保されているほか、100BASE-TX対応のEthernetポートを標準で備える。CPUの違いにより、AMD K6-2-450MHzを搭載した『モデル15J』と、K6-2-380MHzを搭載した『モデル10J/11J』がある。新デスクトップモデルの主な仕様は表に示す。

『2165-0J4/2165-1J4/2165-5J4』
『2165-0J4/2165-1J4/2165-5J4』



ファミリーモデル名 Aptiva 10J/11J
形式 2165-0J5/1J5 2165-0J4/1J4
CPU K6-2-380MHz
メモリー 64MB(最大256MB)   ←
グラフィックチップ SiS530(AGP2×、チップセットに内蔵)、ビデオメモリー4MB(最大8MB)
HDD 6GB
CD-ROMドライブ 最大40倍速
内蔵モデム V.90/K56flex対応56Kbpsモデム
LAN 100BASE-TX
サウンドチップ ESS PCI Solo
ディスプレー 15インチCRT 800×600ドット14.1インチTFT
IBM PCDirect価格 発売予定    6月3日


IBM PC Direct価格
12万6000円(0J5) 、15万5000円(1J5) 20万5000円(0J4)、23万4000円(1J4)


    

『2165-5JT』
『2165-5JT』



ファミリーモデル名 Aptiva 15J
形式 2165-5J7 2165-5J4 2165-5JT
CPU K6-2-450MHz
メモリー 64MB(最大256MB)
グラフィックチップ SiS530(AGP2×、チップセットに内蔵)、ビデオメモリー4MB(最大8MB)
HDD 8GB
CD-ROMドライブ 最大40倍速
内蔵モデム V.90/K56flex対応56Kbpsモデム
LAN  100BASE-TX
サウンドチップ ESS PCI Solo
ディスプレー 15インチCRT 800×600ドット14.1インチTFT 800×600ドット15インチTFT
発売予定 6月3日
IBM PC Direct価格 20万1000円 25万5000円 29万1000円


なお、ソフトウェアは、『Microsoft Excel97 & Word98 & Outlook98』(10Jのみ『Lotus SuperOffice 98』)、『ViaVoice 98 日本語版』、『VoiceATOK』、インターネットプロバイダー加入ソフト、Internet Explorer 4.01、Netscape Communicator 4.5、(以下のソフトは10Jには含まれない)『ホームページプリント』、『メールの王様』、『PostPet 2.0jp』、『インターネット翻訳の王様』、『IBMホームページビルダー2000』、『デジカメの達人』、『乗換案内 時刻表対応版』、『辞スパ Extend』、『筆ぐるめ』、『わが家の何でも情報4』が付属する。

マイクロタワー

マイクロタワーモデルは、CPUにPentium III-500MHzを搭載した『モデル58J』と、Pentium-450MHzを搭載した『モデル54J』がある。ビデオシステムとして、米S3社のグラフィックスチップ『Savege 4』(ビデオメモリー8MB)を搭載した、AGP対応ビデオカードを採用している。キーボードには、色分けされたボタンを押すだけでアプリケーションが起動する“EZボタン”、ボリュームコントロール、音楽CDの再生や早送りなどのコントロールができる“CD Controls”、ウェブブラウザーの“進む/戻る”ボタンと同じ働きをする“進む・戻るボタン”が搭載されている『RapidAccess Keyboard II』を採用。スクロール操作を行なうスティックと、さらは別の3つ目のボタンを搭載した『ScrollPoint Mouse II』が標準装備される。マイクロタワーモデルの主な仕様を表に示す。

『2171-4J7/2171-8J7』
『2171-4J7/2171-8J7』



ファミリーモデル名 Aptiva 54J Aptiva 58J
形式 2171-4J7 2171-8J7
CPU Pentium III-450MHz Pentium III-500MHz
チップセット Intel 440ZX
メモリー 64MB(最大256MB)
グラフィックチップ S3 Savage 4 (AGP2×)、ビデオメモリー8MB     ←
HDD    8GB    10GB
DVD-ROMドライブ    最大6倍速(CD-ROM最大32倍速)  
内蔵モデム V.90/K56flex対応56Kbpsモデム
LAN 100BASE-TX
サウンドチップ ESS PCI Solo
ディスプレー 17インチCRT
発売予定 6月19日
IBM PC Direct価格  26万6000円 31万1000円


    
ソフトウェアは新デスクトップモデルと同様のラインアップに加え、DVD再生ソフト『DVD Express』が含まれる。

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