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【NetWorld+Interop 99 Tokyo レポート Vol.3】 マクニカ、インターネットファックス用アダプターを発売

1999年06月02日 00時00分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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(株)マクニカは、米RampNetworks社とインターネットファックスアダプター『WebRamp FXシリーズ』の日本における販売契約を締結したと発表した。WebRamp FXシリーズは、既存のファックス機に接続することで、そのファックス機にインターネットファックス機能を提供するもの。既存のファックス機の操作を変更せず、従来のファックス送信手順のままでインターネットファックスを利用できる。

製品は、インターネットファックス機能に特化した『WebRamp 200FX』(日本語版)と、インターネットファックス機能とダイヤルアップルーター機能を搭載した『WebRamp 300FX』(英語版)の2モデル。両製品とも9月末発売。価格は、200FXが9万9800円。300FXは価格未定だが、米国での価格は1499ドル(約18万円)という。

『WebRamp 200FX』
『WebRamp 200FX』



『WebRamp 300FX』は米国ではすでに発売されている
『WebRamp 300FX』は米国ではすでに発売されている



両製品とも、インターネットファックス機能として、“Efxモード”、“Ifxモード”、“E-mailモード”の3モードが用意されている。Efxモードでは、受信側にWebRamp FXシリーズまたはIETF/ITU標準準拠のインターネットファックス機がある場合、受信側の電子メールアドレスを指定することで、SMTP、POP3プロトコルを使用してファックス送信が行なえる。Ifxモードでは、受信側にWebRamp FXシリーズがある場合、受信側のIPアドレスを指定したファックス送信が可能。ほぼリアルタイムで送信可能なほか、相手側が受信した後、送達確認が送信元に送られる。E-mailモードは、ファックス文書をTIFF、JPEGなどのイメージファイルに変換し、相手の電子メールアドレスへ、添付ファイルとしてメール送信するというもの。

設定や動作状況確認などはウェブブラウザーを利用して行なえる。ファックス番号と相手側の電子メールアドレス/IPアドレスをマッチングさせるための“アドレス帳”機能も搭載。これらのアドレスデータは、ウェブブラウザー、またはアドレス帳管理ユーティリティー『ファックスbook』で追加、編集などを行なえる。アドレスのグループ化も可能で、複数アドレスへの同報送信も行なえる。

同社は、「通常のファックス機は遠距離では通信費がかかるため、インターネットを利用するインターネットファックスの需要が高まってきている。インターネットファックスを利用することにより、コストダウンが図れる。インターネットファックスの課題として、送達確認とリアルタイム通信の確保が挙げられるが、両問題とも、WebRampで実現可能にした」としている。

同社は、現在開催中の“NetWorld+Interop 99 Tokyo”会場内で、WebRamp FXシリーズを展示している
同社は、現在開催中の“NetWorld+Interop 99 Tokyo”会場内で、WebRamp FXシリーズを展示している



また、同展示ブース内で、台湾のNetcore社製のネットワーク対応スキャナーサーバー『ScanShare』、『ScanServe』も参考出品している。こちらはスキャナーに接続することで、ネットワーク経由でスキャンしたデータを読み取り、データ共有できるというもの。ScanServeはインターネットにも対応しており、読み取ったデータを電子メール送信できる。今秋発売予定
また、同展示ブース内で、台湾のNetcore社製のネットワーク対応スキャナーサーバー『ScanShare』、『ScanServe』も参考出品している。こちらはスキャナーに接続することで、ネットワーク経由でスキャンしたデータを読み取り、データ共有できるというもの。ScanServeはインターネットにも対応しており、読み取ったデータを電子メール送信できる。今秋発売予定



『ScanShare』
『ScanShare』



『ScanServe』
『ScanServe』

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