このページの本文へ

ACCS、ウェブ上で市販ソフト公開の高校生が著作権法違反で摘発と発表

1999年06月01日 00時00分更新

文● 編集部 山本誠志

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

(社)コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)の発表によると、宮城県警と仙台南署は、他人のウェブページ上に市販ソフトをアップロードしていた男子高校生(16歳)を著作権法違反(公衆送信権の侵害)で摘発、東京都世田谷区の自宅など2ヵ所を家宅捜索した。ソフトウェアの公衆送信権侵害による摘発は、昨年1月1日の施行以来はじめてのこととなる。

この高校生は、米マイクロソフト社の『Microsoft Visual Basic for Windows Version 2.0』などの市販ソフトを、千葉県鎌ヶ谷市の男性が無料開放しているサイトにアップロードしていた。高校生は、米国のインターネットサービスプロバイダーを利用してウェブページを開設しており、そこから男性のサイトにリンクを張ることで、ソフトを誰もがダウンロードできる状態においていた。宮城県警の発表によると、高校生は容疑を認めているという。

アップロードされていたソフトは、高校生が別のサイトからダウンロードすることによって入手していたもの。家宅捜索では、パソコンや、CD-R、フロッピーディスクなど計224点が押収された。中には、市販ソフトを記録したCD-Rがあることから、同県警は、これらについても違法アップロードされていた疑いがあるとして調査を続けるとしている。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン