このページの本文へ

松下通信工業、英シンビアンに出資、無線情報端末にEPOC技術を採用へ

1999年05月25日 00時00分更新

文● 編集部 佐々木千之

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

*EPOC:もともとは英サイオン社の携帯情報端末『PSION 3』、『PSION Series5』向けに開発されたOSやその周辺技術の名称。現在は、OS、ユーザーインターフェース、インターネット接続機能、カラーサポート、PC接続ソフトなどの無線端末向け技術の総称。
*EPOC:もともとは英サイオン社の携帯情報端末『PSION 3』、『PSION Series5』向けに開発されたOSやその周辺技術の名称。現在は、OS、ユーザーインターフェース、インターネット接続機能、カラーサポート、PC接続ソフトなどの無線端末向け技術の総称。



松下通信工業の川田隆資代表取締役社長松下通信工業の川田隆資代表取締役社長



松下通信工業の川田代表取締役社長は、「次世代の携帯情報端末を開発する上で、シンビアンの持つEPOC技術が適していると判断し、資本参加することにした」と述べた。記者からの「Windows CEなど、他の選択肢はなかったのか」という質問に対しては「現在松下通信工業が携帯電話に採用しているOSも含めて、Windows CEも検討したが、狭い画面でのユーザーインターフェースや、消費電力や占有メモリーの少なさ、堅牢性、BluetoothやWAPのサポートなど、さまざまな見地から、スマートフォンやコミュニケーター*についてはEPOC技術が優れていると判断した」と答えた。また、製品投入について「2000年前半までにEPOC技術を使用した携帯情報端末を日本で発売し、その後世界で発売する」と述べた。

*スマートフォン/コミュニケーター:スマートフォンは“情報処理機能を持つ小型音声通信端末”、コミュニケーターは“音声通信機能を搭載した携帯型情報端末”を指す。

握手する川田社長と、ニコラス・マイヤーズ(Nicholas Myers)シンビアンCEO 。後ろは左から、チャールズ・カズンズ(Charles Cousins)サイオン アジア パシフィック社長、マッティ・ユハニ・アラフフタ(Matti Juhani Alahuhta)ノキア・モービルホン社長、フレッド・クズニック(Fred Kuznik)モトローラ執行副社長、モーガン・ベングッソン(Morgan Bengtsson)日本エリクソン代表取締役社長
握手する川田社長と、ニコラス・マイヤーズ(Nicholas Myers)シンビアンCEO 。後ろは左から、チャールズ・カズンズ(Charles Cousins)サイオン アジア パシフィック社長、マッティ・ユハニ・アラフフタ(Matti Juhani Alahuhta)ノキア・モービルホン社長、フレッド・クズニック(Fred Kuznik)モトローラ執行副社長、モーガン・ベングッソン(Morgan Bengtsson)日本エリクソン代表取締役社長

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン