"日本最優秀ネット金融サービス大賞"(略称NKS大賞)の第1回創設準備委員会が、ぴあ本社で4月9日に開催された。NKS大賞はEC研究会、(株)アソシエイツ・ジャパン、(株)オフィス2020の共同主催の形で創設する。優れたネット金融サービスを表彰することによる、各種商品サービスの指標作りや、新しい金融文化の興隆を目指している。'99年末には日本での金融システムの改革が挙行されると予想されている。これを念頭に置き、今後の金融ビックバンとEC化の同時改革の進行などを背景に創設した。
このようなサービスを表彰するのは、日本はもとより世界でも珍しいとしている。なお、EC研究会は、EC(電子商取引)に興味のある人々が集まる任意団体である。
準備委員会には、日本インターネット協会の高橋徹会長をはじめ、EC業界の著名人らが集まり、今後のネット金融サービスについて熱い討議を交わした。
「ニーズを太くするのではなく、シーズを太くすべき」とECについて語る、日本インターネット協会の高橋徹会長 |
"NKS大賞"の実行委員長の名は、発表されなかった。経済団体の会長・副会長クラスと現在交渉中とのことである。副実行委員長には慶応大学大学院の千本倖生教授、デルコンピュータ(株)の吹野博志会長が決定。選考委員には東京大学社会情報研究所の須藤修助教授をはじめ、数名の候補を挙げていた。副実行委員長・選考委員、ともに他の数者と現在交渉中としている。
EC研究会の代表幹事でもある、準備委員会の土屋憲太郎代表 |
"NKS大賞"では年1回の選考とランク発表を計画している。予定している各賞は、以下の通り。
【大賞】 "日本最優秀ネット金融サービス大賞" 100万円1社(者)
【部門賞】"最優秀インストア金融サービス賞" 30万円1社(者)
【部門賞】"最優秀流通金融サービス賞" 30万円1社(者)
【部門賞】"最優秀パーソナル金融サービス賞" 30万円1社(者)
【部門賞】"最優秀インターネット金融サービス賞"30万円1社(者)
他の賞も現在検討中とのこと。
募集時期、募集方法等の詳細については、今秋から来春に向けて発表するとしている。