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コンパック、ハイエンド向けストレージシステム『StrageWorks』2モデル発表

1999年02月26日 00時00分更新

文● 報道局 佐々木千之

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 コンパックコンピュータ(株)は、ハイエンド向けのマルチユーザー・ストレージ・システムの新製品『Compaq StorageWorks Enterprise Storage Array 12000(以下ESA2000)』と『Compaq StorageWorks RAID Array 8000(以下RA8000)』を発表した。出荷は4月下旬から。

『Compaq StorageWorks RAID Array 8000』 『Compaq StorageWorks RAID Array 8000』



 この2製品は、同社が昨年12月に発表した“エンタープライズ・ネットワーク・ストレージ・アーキテクチャ(ENSA)”構想に沿った最初の製品。ENSAは、企業内のストレージ機器をソフト/ハードウェア技術によって統合管理し、仮想ストレージ技術= Virtualizing Storage」によって、サーバーの設置場所やメーカーに影響を受けることなく、膨大な量のデータ資産を保管するストレージシステムを利用できるようにすることを目指すもの。ストレージシステムを、企業内ネットワーク上のインフラとして機能させようというコンセプトに基づいている。

 ESA12000、RA8000は、ENSAの基盤技術となるファイバーチャネル、毎分10000回転のHDDを採用する。ファーバーチャネルは1ポートあたりの最大転送速度が毎秒100MBで、今回の製品のコントローラーボードには2ポートが装備されている。このボードは、RA8000には2枚、ESA12000には4枚まで搭載可能。HDDは最大18.2GBで、RA8000では24基(436.8GB)、ESA12000では48基(873.6GB)まで本体内に格納できる。Windows NT、Sun Solaris(Ultra SCSIインターフェース)プラットフォーム上で稼働し、OpenVMS、Sun Solaris(ファイバーチャネル)、Tru64UNIXほか主要UNIXにも対応を予定している。

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