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NEC、ワイヤレスターミナルアダプター『AtermIW60』シリーズの専用子機を発表

1998年10月19日 00時00分更新

文● 報道局 中山実

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 日本電気(株)(NEC)は、ワイヤレスターミナルアダプター『AtermIW60』シリーズの専用子機『AtermRS10』を発表した。『AtermIW60』シリーズをISDN回線に、『AtermRS10』にパソコンや電話機に接続し、『AtermIW60』と『AtermRS10』の間はワイヤレスで通信する。価格は2万4800円。出荷時期は11月上旬。従来は、『AtermIW60』が2台必要だったワイヤレスデータ通信が、専用子機を使うことで低価格で利用できるのが特徴。

『AtermRS10』『AtermRS10』



 『AtermRS10』は、データポートを1つ、アナログポートを1つ装備している。ナンバー・ディスプレイに対応しており、本体前面の液晶ディスプレーには相手の電話番号や料金情報などの表示が可能。また、アナログポートに接続したナンバー・ディスプレイ対応の電話機でも、相手の電話番号を表示可能。『AtermIW60』シリーズには子機を6台まで登録可能だが、各子機との間はBチャンネル1本ぶんの通信なので、1つの『AtermRS10』でデータポートとアナログポートを同時に使用することはできない。

 『AtermIW60』シリーズとの間は、同社独自の“デュアルリンクワイヤレス通信”モードにより、最大64Kbpsでのワイヤレス通信が可能で、内線間でのデータ通信に対応している。親機の“非同期/同期PPP変換”機能により、同期/非同期での通信が可能。また、PIAFSに準拠した32Kbpsのデータ通信に対応しているので、インターネットプロバイダーのPIAFS対応アクセスポイントとの通信ができる。なお、『AtermIW60』シリーズ専用の子機なので、『AtermRS10』単体での通信は不可能。

『Atermワイヤレスセット(IW60HSDSU+RS10)』『Atermワイヤレスセット(IW60HSDSU+RS10)』



 価格は2万4800円で、通常のターミナルアダプターとしても使える『AtermIW60』(DSUなし、4万9800円)と比べて約半額となっている。また、『AtermIW60』シリーズを持っていないユーザー向けに、ワイヤレスターミナルアダプター『AtermIW60HSDSU』(DSU内蔵、5万9800円)とのセット『Atermワイヤレスセット(IW60HSDSU+RS10)』も用意。価格は7万4800円で、個別に買った場合に比べて9800円安くなっている。『Atermワイヤレスセット(IW60HSDSU+RS10)』の出荷時期は11月下旬。

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