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【Contents Survey】月間300万ページビューの人気サイト、サイバーモール『楽天市場』

1998年09月09日 00時00分更新

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オンラインショッピング市場は急成長の有望株

 日経マルチメディアが'98年6月に実施した「第6回インターネット・アクティブユーザー調査」によれば、オンラインショッピングを利用したことがある人は全体の47.5%(有効回答数=5397)。女性に限れば61.7%にもなるという。

 セキュリティー機能や決済方法が整備されて、たしかにインターネットでも安心して買い物ができるようになってきた。購入できる商品も、パソコン関連製品や書籍はもとより、梅干しから屏風、車、国産オオクワガタの幼虫まで、多種多様に揃っている。インターネットのさらなる普及は、そのままこの市場の規模拡大につながっていきそうだ。

 企業がホームページを開設して情報発信することは一般化してきたが、次の段階として自社製品のオンライン販売を検討しているところも多いことだろう。しかし、サーバーの構築からホームページのデザインまで、すべてを自前で用意するのはかなり大変だ。そこで注目されているのがサイバーモールへの出店である。なかでも『楽天市場』の評判がいい。

集客力がある人気のサイバーモールに
月額5万円で出店できる

 楽天市場では独自に開発したシステムによって、出店者自身がホームページを作成、編集できるようになっている。といっても、HTMLの知識は必要ない。Webブラウザーを使ってサーバーにアクセスし、用意されているフォームに必要事項を入力していくだけなので、ワープロが使える程度の知識があれば十分だ。商品数が10品くらいなら、10~20分でサイバーショップが開店できるという。

 開店後は、受注情報や顧客管理用のデータベース、ページごとのアクセス数を計測する機能などが提供されるので、これらを参考にして商品構成を考えていけばいい。情報の更新も出店者側で簡単にできるので、商品の入れ替えや価格の改定などはいくらでも自由に行える。利用料金は、初期出店費用なし、月額固定制で5万円からとなっている。

 パソコン初心者でも簡単にホームページが作成できて、マーケティングの情報も提供してくれる。それで月額5万円なら出店者に評判がいいのは当然だ。現在、楽天市場には190もの店舗があり、約1万5000の商品が扱われている。

オンラインショッピングの利用者には
使いやすさ重視の配慮が心地いい

 店舗や商品数が多いのは、利用者にとってもうれしいことだ。欲しいものが決まっていてスペックと価格だけを確認して購入する場合もあるだろうが、ウィンドウショッピングのように見て回るのなら、商品の数は多いほうが楽しい。ついでに居心地のいいモールであれば、なおさらいい。

 楽天市場のトップページはテキスト中心で、するすると気持ちよく表示される。キーワード検索もできるが、興味のあるカテゴリーを選んで2~3回クリックするだけで商品情報にたどり着ける。見たい情報がなかなか出てこないと、うっとうしく感じるものだが、楽天市場では目的の情報がすぐに見つけられる。来訪者が心地いいと感じる要素として重要なポイントだと思うが、この点で満足できるサイトは案外少ない。

 オークションや福袋などの企画、メールニュースの配信、記念日を登録しておくとメールで知らせてくれるギフトリマインダーサービスなど、楽天市場には集客ツールもいろいろ用意されている。しかし、私はそれよりも、使いやすさを重視した構成が気に入って楽天市場を度々のぞいている。

 月間300万ぺージビューという人気のサイバーモールは、オンライン販売の成功事例として雑誌などにしばしば紹介される。たしかに、オンライン販売を検討しているならチェックしておきたいWebサイトのひとつだ。しかし、利用しやすいホームページの代表として見れば、デジタルコンテンツの制作やインターネットマーケティングなどに関わるすべての人が参考にできるWebサイトとも言えるだろう。

・楽天市場
http://www.rakuten.co.jp/

保坂 美枝(ほさか よしえ)氏プロフィール

フリーエディター。コンピュータ関係の書籍を中心に、雑誌やホームページの企画・編集などに携わっている。

この記事は、「Focussed Series」からもアクセスできます。多彩な筆者の寄稿を収録中です。

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