アドビシステムズ(株)は、Web用画像の作成/修正を行なえるツール(Web用画像制作ツール)『Adobe
ImageReady 1.0 日本語版』を7月に発売する。価格は、Macintosh版、Windows版とも各3万9800円。
同製品は、Adobe PhotoshopやAdobe Illustratorなどで作成した画像をもとに、Web向け画像を制作するためのツール。バランスを考慮しながら画像の品質やサイズを変換できるほか、画像のアニメーション化やイメージマップ化、透明化、異なるブラウザーにおける画像表示の確認などを行なえる。
画像品質とファイルサイズのバランスをみるには、“LiveViewウィンドウ”機能を利用する。オリジナル画像と圧縮された画像を、作業中にいつでも表示でき、圧縮の設定により画像の表示品質がどのように変化するかを確認できる。たとえば、オリジナルの24bitRGB画像とJPEG圧縮バージョンを表示し、これらを切り替えて圧縮のオプションが画面表示にどのように影響するかを確認できる。また、現在と最適化後のファイルサイズ、および各種モデムの速度ごとの推定ダウンロード所要時間を表示することも可能。また、画像のプレビューは、LiveViewウィンドウ内でのシミュレートのほか、ユーザーの使用するブラウザーでも行なえる。画像のほか、ブラウザー内に画像のサイズや圧縮設定などの情報をHTMLコードとして表示する。
GIF、JPEG、Web用画像フォーマットPNG(Portable Network Graphics)-8、PNG-24ファイルについては、使用するカラーパレットのタイプ、画像と同時に保存する色の数、画像の透明度などの圧縮オプションを指定し、パレットの最適化を行なえる。また、8bitカラーGIFとPNGファイルのカラーを画面上で最適に表示できるように、カラーパレットの管理が行なえる。ひとつのカラーを選択し、それをWeb用カラーパレット内のもっとも近い色に自動的に切り替える。色数を減らしたり、特定の色をロックしたりすることも可能。
バッチ処理機能も用意されている。“ドロップレット”と呼ばれる自動化ルーチンを作成し、Web用画像作成処理を自動化することが可能。圧縮用ドロップレットを作成する場合は、圧縮設定を指定し、スクリプトアイコンを最適化パレットからデスクトップへドラッグする。画像または画像フォルダをこのドロップレットにドロップすると、自動的に圧縮が行なわれる。また、“アクションパレット”によるビデオのようなコントロールを使用して、編集ステップのシーケンスを記録し、そのシーケンスを別のイメージにバッチ処理で適用することもできる。
そのほか、レイヤーを使用してアニメーションGIFファイルを作成、編集できる“アニメーションパレット”や、レイヤーにURLを設定して画像マップを作成できる“イメージマップ”などを搭載する。(報道局 桑本美鈴)
http://www.adobe.co.jp/
<必要システム>
・Windows版OS:Windows95/NT4.0
CPU:Pentium以上
メモリー:16MB以上(Win95)、32MB以上(NT4.0)
・Macintosh版
OS:漢字Talk7.5.5以降
CPU:PowerPC以上
メモリー:8MB以上
<製品問い合わせ先>
・Macintosh版/Windows版(株)システム ソフト
TEL.092-752-5264
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(株)メディアヴィジョン
TEL.03-3222-6841
http://www.mvi.co.jp/
(株)モリサワ
TEL.06-649-2151
http://www.morisawa.co.jp/index_frame.html
(株)ソフトウェア・トゥー
TEL.03-5676-2177
http://www.swtoo.com/
・Windows版
(株)大塚商会
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富士通(株)
TEL.03-3730-3143
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