COMDEX Japan '98もいよいよ最終日。昨日の来場者数は2万6125人、本日も雨の中を大勢の来場者が集まっている。さて、台湾メーカーが集まるブース“CETRA”パビリオンでは20社近くが出展。残念ながら、440BXチップセットを搭載したマザーボードを見かけることはやはりできなかった。そんな中でも、SAILING
STRONG INTERNATIONAL社は、1000ドルPC『ROCK CITY』を近く日本で発売するという。注目を集めそうだ。
●SAILING STRONG INTERNATIONAL、1000ドルPCをプロサイドから発売
台湾のSAILING STRONG INTERNATIONAL社は、MMX Pentium-200MHzを搭載した『ROCK
CITY』を、プロサイド(株)を通じて5月から販売する。立方体を斜め置きにした斬新なデザインを採用、MMX
Pentium-200MHzや32MB(最大384MB)のメモリー、2.1GBのHDD、24倍速CD-ROMドライブなどを搭載する。33.6KbpsのFAXモデムも内蔵し、キーボードはポインティングデバイスを装備したワイヤレスタイプを採用している。ディスプレーは15インチ。同社は1000ドル以下で販売するとしており、日本では10万円台前半の価格になりそうだ。http://www.ssi.com.tw/
●Billionton Systems、DVD/MPEGデコーダーカードを日本で発売
台湾のBillionton Systems社は、PCカードタイプのDVD/MPEGデコーダーを近く日本で発売する。東芝製のドライブを採用した、ポータブルDVD-ROMドライブとのセットモデル『DVD
Station Slim kit(NV-DV3200)』は、(株)ノバックを通じて4月下旬にも発売される。価格は9万円前後になるという。ZVポートを搭載したPC/AT互換機対応で、DVD/MPEGデコーダー単体では、(株)ネットワールドを通じて販売するとしている。
ブース内ではLibrettoを使用して『DVD Station Slim kit(NV-DV3200)』のデモンストレーションが行なわれていた。DVD-ROMドライブはIDEインターフェース、DVD/MPEGデコーダーもZVポートを採用してはいるが、どちらも16bitベースで作動していることもあり、パフォーマンスには若干の改善の余地があるようだ。
・Billionton Systems
http://www.billionton.com.tw/
・(株)ノバック
http://www.novac.com/