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米デルが、通販法違反で米連邦取引委員会に80万ドルの罰金

1998年04月03日 00時00分更新

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 米連邦取引委員会(FTC)は、現地時間の2日、米デルコンピュータ社を通信販売法違反で調査していた問題で、米デルがFTCに対し80万ドル(約1億円)の罰金を支払うことで合意した、と発表した。

 米デルが、'95年に『Dell Dimension』というデスクトップPCを通信販売した際、『Dell Software Suite』というソフトもPC出荷時にプリインストールするとの広告を掲載したものの、実際のPC出荷時には同ソフトの完成が間に合わず代わりに、同ソフトの購入券を同梱して出荷した。これを、FTCは、同社が同ソフトを出荷時にインストールできる見込みがないことを知りながら広告に表示したと判断し、通販法違反の疑いがあるとして調査を行なってきた。

 通信販売で急成長を遂げた米デルとしては、係争の長期化によるイメージの悪化を避けて、早期解決を望んだものと見られている。また、80万ドルという金額は、FTCへの罰金としては、過去最高額となるという。(報道局 佐藤和彦)

・米連邦取引委員会
 http://www.ftc.gov/

・米デルコンピュータ
 http://www.dell.com/

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