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富士通とシスコがグローバルSI契約に基づきパッケージ製品発表

1998年03月30日 00時00分更新

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 富士通(株)と米シスコシステムズ社は、富士通の分散システム運用管理ソフト『MpWalker(エムピー ウォーカー)/DM V3.0』とシスコのネットワーク管理ソフト『Cisco Works for Switched Internetworks(CWSI) 2.1』および『同 Resourse Manager(CRM) 1.1』とを連携させたパッケージ製品『MpWalker/DM with CWSI and CRM』(日本語版)を発表、5月末に販売を開始する。

 



 MpWalkerは'95年12月の発売から'98年2月末までで、3400社、12万本以上の導入実績があり、WindowsNTのネットワーク管理ツールでは国内ナンバー1の販売実績(富士通発表)という。シスコ社製のデバイス監視を行なうCWSI、CRMを組み込むことによって、シスコ社製のルーターやスイッチなどのトラブルをMpWalkerの監視マップから発見することができる。

 両社は、ワールドワイドで富士通がシスコ社製品の販売・サポートを行ない、また両社のネットワーク管理ソフトウェア製品を連携させ、一元的に管理できる用にするという内容のグローバルSI契約を1月19日に締結。その第1弾として共同開発されたもの。運用管理サーバー側にWindowsNT Server4.0、運用管理クライアント側はWindowsNT Workstation4.0で稼働し、価格は453万3000円。今後3年間で1000本の国内での販売を見込んでいる。なお海外では富士通の関連会社が同様のパッケージ製品を販売するという。



 今回の製品投入に関して、日本シスコシステムズ(株)の中岡直宮取締役は、「シスコが今一番注目しているのは、ネットワークのTCO(Total Cost of Ownership)の削減。ネットワーク全体で見ると、ルーターなどの機器に23パーセント、サポートに36パーセント、回線やビルのリースなどのファシリティー(設備関連)で41パーセントのコストがかかっていて、サポートにかけるコストが大きいため、ネットワークマネジメントソフトを中心に製品を拡張してきた。クライアント/サーバーシステムの全体の費用をどうやって削減するかという点では、トータルソリューションを提供する富士通との共同開発は非常に効果的だ」と語った。(報道局 若名麻里)

http://www.fujitsu.co.jp/(富士通)
http://www.cisco.co.jp/(日本シスコシステムズ)

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