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トランズパシフィック、閲覧回数を保証するインターネット広告事業を4月に開始

1998年03月25日 00時00分更新

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 トランズパシフィック(有)は、米Web-Ignite社と同社の手がけるバナー広告事業“ValueClick”で業務提携し、4月からインターネット広告事業に本格参入すると発表した。日本でのサービス名は、“ValueClick Japan”。同サービスでは、バナー広告から利用者が広告主のWebを見に行く回数(クリック数)を広告主に保証する。

 同時に、広告掲載ページの質も保証する。広告を掲載するホストサイトは、“ValueClick Japan”が選定。選定基準は、アダルトページ、個人ページ、出会いのページ以外のページ。ホストサイト応募数のうち、承認されるのは約60パーセントという。

 選定されたホストサイトは、カテゴリーごとに分類され、ターゲットを絞ったマーケティング環境を広告主に提供する。

 広告主はアクセス状況をリアルタイムで確認できる。クリック数は、IPアドレス、Cookie、ブラウザーの種類等、さまざまなデータを基に計算される。6時間以内に同じコンピューターから複数のアクセスがあった場合は、ひとりとしかカウントしないという。また、サーバーから掲載ホストサイトのクリック状況を常に監視しており、バナー広告のクリック数が掲載ホストサイトの表示数と比較して異常に高い(15パーセント以上)場合は、不正クリックを行なっていると見なし、掲載ホストサイトを排除するといった保証も行なっている。

 料金は、保証するクリック数に応じて、単価を設定している。2000クリックを保証する場合の1クリック単価は90円。4000クリックが85円。6000クリックが80円。1万以上では75円。期間契約にも応じるという。

 契約期間を過ぎても、クリック数が達成できなかった場合は、予定数に達するまで期間を延長する。また、広告表示数に対してのクリックレートが1週間で0.7パーセント未満の場合、一時掲載を停止して、クリックレートをあげるようなバナーへの変更を広告主に依頼するという。また、掲載期間全体でクリックレートが3パーセント以上の場合は、契約クリック数を10パーセント割り増して掲載するという。



 「'98年9月までに500の広告主獲得を目指す」とトランズパシフィック(有)社長のジョナサン・ヘンドリックセン(Jonathan Hendriksen)氏は語った。

 同サービスは、広告主にクリック数を保証する、費用対効果が高いサービス。同時に、広告掲載ホストサイトにとってみれば、広告は重要な収入源である。同サービスでは、広告主だけでなく、掲載ホストサイトに対しても保証を行なっているのか、記者発表後、米WebIgnite社の社長ブライアン・コリアット(Brian Coryat)氏に伺った。



 「インターネット広告は、広告を出す側、広告を掲載する側、この両方がないと成り立っていかないビジネス。米国では、いくつかの主要な広告掲載ホストサイトに、広告クリック数に応じた収入を保証している。これらのサイトは、ValueClickが選定した、“desirable”なサイトである。これは、たんにページ表示数が多いだけでなく、広告主が掲載を望むようなコンテンツ・サービスを提供しているサイトのことを指す。なお、日本での対応は検討中」と語った。(報道局 西川ゆずこ)

http://www.valueclick.ne.jp/

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