(株)IMMEは、日本電信電話(株)とNTTアドバンステクノロジ(株)の協力で、『尾崎豊
Mindscape Project』を展開することを発表した。同プロジェクトは、アーティスト尾崎豊のCD-ROMやインターネットで展開する“サイバースペース”と、2月1日に渋谷に開店したショップなどを中心に展開する“リアルスペース”で構成され、尾崎豊のファンに年代や地域を問わず幅広いコミュニケーションスペースを提供するものとしている。
インターネットではすでに、尾崎豊のプロダクションやファンクラブの協力によるオフィシャルホームページ“Mindscape”が開設されており、ファン同士の掲示板などが用意されている。今後はCD-ROM購入者への特典としてプレミアムエリアの開設や、“@ozaki.co.jp”のメールアカウント発行なども行なう予定となっている。
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また、写真集ブックレット付きのCD-ROM『All About YUTAKA OZAKI(仮)』も5月下旬に発売される予定。このCD-ROMは、“InternetTVIQ”というインターフェース技術を採用しており、ブックレットに印刷されている写真に触れるだけで、CD-ROMの内容を見ることができる。
InternetTVIQ
は赤外線通信を利用してパソコンなどに情報を送ることができるユーザーインターフェース技術で、プラットホームに依存しないことや、テレビなどのリモコンにくらべて指向性が広いことが特徴。ノートパソコンなどに装備されている赤外線のIrDA規格とは異なるため、使用するにはパソコン側に取り付ける専用の赤外線レシーバーが必要になる。
CD-ROMには、尾崎豊の未公開映像や写真に加え、草稿ノートやファンから寄せられたメッセージなども収録される。TVIQ専用レシーバー同梱の価格は、8000円から1万円の予定、CD-ROMブックレット単体での価格は5000円前後の予定。
同社では、'97年12月に発売したCDエキストラ『jewel』に続いて、この『尾崎豊
Mindscape Project』を“失われた天才たち”シリーズの第2弾としている。6月には第3弾として松田優作のCD-ROMを予定しており、今後も夭逝したアーティストたちのCD-ROMなどを発売していく。(週刊アスキー編集部 相川いずみ)
・Mindscapeホームページ
http://www.ozaki.co.jp/