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テラロジック、デジタルテレビ受信機用ICを発表し、日本市場へ参入

1998年03月24日 00時00分更新

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 米テラロジック社は、DTV(デジタルテレビ)やDSTB(デジタル・セットトップ・ボックス)向けのIC『TL750』を発表し、本格的な日本市場への参入を発表した。

 



 TL750は、32bitのグラフィックエンジン、32bitカラー・デプス、アンチフリッカーフィルター、ピクチャー・イン・ピクチャー(PIP)およびピクチャー・イン・グラフィック(PIG)などのスケーリングとポジショニング機能などを搭載。0.35μmプロセス採用し、3.3Vで動作する。パッケージは208ピンのPQFP。

 衛星・ケーブル・地上波通信用のDSTBや、高精細テレビ(HDTV)コンバーター、インターネットテレビ、DVDプレーヤーなどのシステムに利用でき、既存のSTBのアップグレードも容易で、DTV関連機器開発の低コスト化と市場への製品投入期間の短縮ができるとしている。

 同時に、TL750ベースのDTVソフトウェア開発プラットフォーム『PUMA(プーマ)』を開発。既存のシステムやアプリケーションの試験がDTVシステム環境下で行なえるという。

 



 同社では、“インターネットとDTVの融合”を同製品のターゲットとし、DTVは双方向型エンターテイメントや在宅ショッピング、バンキングなど数々のサービスを家庭のテレビもたらすことができるとしているほか、日本市場を「民生用エレクトロニクスメーカーがたくさんあり、非常に重要な地域」と位置づけ、TL750の発表を機に市場拡大を図っていくという。(報道局 井上哲郎)

http://www.teralogic-inc.com/

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