シャープ（株）は、4.3インチ（320×240ドット/6万5536色表示）の反射型TFTカラー液晶パネル『スーパーモバイル液晶』を採用したモデルなど、企業向けの『ビジネスザウルス』3モデルを発表した。反射型TFTカラー液晶パネルを搭載したモデルが1モデルと、従来方式の透過型TFTカラー液晶パネルを搭載したモデルが2モデルあり、価格はすべてオープンプライス、4月1日に発売する。
 |
|---|
明かるい屋外でも視認性の高い、反射型TFTカラー液晶パネルを搭載した『BI-H318』は、バックライトを搭載しないため、従来の透過型パネル採用モデルに比べて約半分という低消費電力を実現。連続表示は約20時間、PHSを利用しての通信は約270分行なえるとしている。
赤外線通信ポートは、4MbpsのIrDA1.1に対応したほか、18MBのメモリー（ユーザーエリア約15MB）を搭載する。接触型の電源端子を装備、オプションのIR接続装置『IRクレードル
CD-IR15』を利用すれば、パソコンとのデータ自動送受信や通信後の充電などが行なえる。また、オプションの『コミュニケーションボックス
CE-CB1』により、社内LANなどでの利用も行なえる。
機能選択キーに、アプリケーションを自由に登録できる４つの“業務メニューキー”を追加。基本機能は、個人情報管理や通信機能、パーソナルデータベース、地図ビューワー機能、ビデオ出力カード対応など、パワーザウルスシリーズの機能をそのまま継承している。
本体サイズは幅161×奥行き90×厚さ23mm、重さは約290g。
同時に発表された透過型TFTカラー液晶パネルを搭載した2モデルは、機能は『BI-H318』とほぼ同等で、メモリー18MBのモデルと、10MBのモデルが用意されている。
また、Windows95/NT上で、ビジネスザウルスの『MOREソフト』を開発するツール『MOREソフト開発環境
CE-KT5』を同時に発表、C言語によるビジュアルな統合開発環境を実現したとしている。（報道局 井上哲郎）
http://www.sharp.co.jp/
